「昨日診てもらった牛が良くなったよ」
この一言を聞けることが、私が臨床獣医師になって本当に良かったと思える点です。
農家さんたちは大動物によって生計を立てており、私たち臨床獣医師はその大動物の臨床によって命を支え、生活の手助けをしています。そのため、素早く診断し適切な治療をするというのが大切であり、自分の診断・治療により病気が治り、農家さんたちの生活を守ることが出来る。これが現場で働く獣医師にとってもっとも生きがいを感じるところだと思います。
私は働き始めてまだ1年と少々しか経っておらず、知識・経験ともに未熟です。それを補うため、診療所の他の先生方と症例検討を行う、学会へ参加することにより今までわからなかったことがわかるようになる。また、新しい治療法を考えステップアップしていくことが、獣医師としてやりがいを感じる部分だと思います。
根室地区NOSAIは、大学と連携するなど新規治療法に対する研究には積極的に行なっています。私はこの1年で、診断に時間がかかる、または治療不可能な疾患などに数多く出会いました。今後はそれらを素早く診断し治療することが出来るように、新規治療法などを提案していくことを目標に頑張っています。また、これからは治療のみならず、農家経営などにも関わり、農家の皆さんの生活を守っていきたいと思っています。
我が組合における主な大動物臨床は反芻動物(牛)で、その疾患や治療法は小動物臨床とは異なる特殊な医療となっており、獣医師としての知識を発揮するには最もいい場所だと思います。大動物臨床に興味はあるけど迷っている学生の皆さんの中には、これまであまり大動物に関わってこなかった人もいるかと思います。そんな人でもしっかり学ぶことが出来るように、北海道NOSAIではとても良い研修プログラムが組まれているので安心してください。この北海道で一緒に大動物臨床を盛り上げましょう! |