- CAST -

コウ・ウラキ　堀川亮
ニナ・パープルトン　佐久間レイ
アナベル・ガトー　大塚明夫

エイパー・シナプス　大塚周夫
サウス・バニング　菅原正志
チャック・キース　山田義星
ベルナルド・モンシア　茶風林
アルファ・A・ベイト　戸谷公次
チャップ・アデル　幹本雄之
ディック・アレン　筈見純
ラバン・カークス　森川智之

モーラ・バシット　伊倉一寿
イワン・パサロフ　岸野一彦
アクラム・ハリダ　中村大樹
ウィリアム・モーリス　巻島直樹
ジャクリーヌ・シモン　荒木香恵
ピーター・スコット　菊池正美

ジョン・コーウェン　渡部猛
グリーン・ワイアット　田中秀幸
ジーン・コリニー　岸野一彦
ステファン・ヘボン　藤城裕士
ホーキンズ・マーネリー　阪脩
ナカッハ・ナカト　大滝進矢

バスク・オム　郷里大輔
ジャミトフ・ハイマン　西村知道

エギーユ・デラーズ　小林清二
シーマ・ガラハウ　真柴摩利
デトローフ・コッセル　掛川裕彦
ノイエン・ビッター　池田勝
ヴィリィ・グラドール　稲葉実
カリウス　飛田展夫
ボブ中尉　佐藤正浩
ゲイリー少尉　田口昂
アダムスキー少尉　田原アルノ
ドライゼ　仲木隆司
ユーリ・ハスラー　青森伸
ケリィ・レズナー　玄田哲章

オサリバン常務　市川治
ニック・オービル　塩屋翼
クレナ・ハクセル　一条みゆ希
ポーラ・ギリッシュ　松井菜桜子
ルセット・オデビー　勝生真沙子
ラトーラ・チャプラ　小林優子

ハマーン・カーン　榊原良子

- STAFF -

企画　サンライズ
原作　富野由悠季,矢立肇
監督　今西隆志
構成　今西隆志
キャラクターデザイン　川元利浩
総作画監督　川元利浩
作画監督　川元利浩,逢坂浩司,菅野宏紀
メカニカルデザイン　カトキハジメ
明貴美加(RED),石津泰志
総メカニカル作画監督　佐野浩敏
モビルスーツ原案　大河原邦彦
メカニカルスタイリング　河森正治
音楽　萩田光男　他
美術監督　東純一
音響監督　浦上靖夫
撮影監督　奥井敦
プロデューサー　植田益朗（サンライズ）
高梨実（バンダイ）
製作　サンライズ、バンダイ
製作・著作　サンライズ

第一期OPテーマ「THE WINNER」
作詞　安藤芳彦
作曲　都志見隆志
編曲　萩田光男・都志見隆志
歌　松原みき

第一期EDテーマ「MAGIC」
作詞　JACOB WHEELER
作曲　JACOB WHEELER
編曲　志熊研三
歌　JACOB WHEELER

第二期OPテーマ「MEN OF DESTINY」
作詞　安藤芳彦
作曲　松原みき
編曲　萩田光男
歌　MIO

第二期EDテーマ「Evergreen」
作詞　佐藤ありす
作曲　鈴木キサブロー
編曲　萩田光男
歌　MIO

- 簡単なストーリー説明 -

　U.C.0083、一年戦争が終結して三年が経過し、地球圏は平穏な日々を取り戻しつつある頃、
サイド４暗唱宙域に逃げ込んだジオン軍の残党「デラーズ・フリート」が地球連邦軍の豪州トリントン基地で
テストされていた核兵器搭載の新型MS【ガンダム試作二号機】を強奪する事件が発生。
主人公である連邦の新米士官コウ・ウラキ少尉は強奪を阻止せんと【ガンダム試作一号機】に乗り、
【ガンダム試作二号機】に戦いを挑むが格の違いを見せ付けられ敗北。
その後、自ら正式なパイロットに志願、アルビオンに配属され【ガンダム試作二号機】を追撃する。
果たして核弾頭搭載MSを強奪したデラーズ・フリートの真の目的は何なのか？

- うだうだと解説 -

　1991年に公開されたガンダム史上２番目のOVA作品。前OVA作品「0080ポケットの中の戦争」同様、
富野監督が指揮を執らない作品となった。今回は全13話とOVAシリーズとしてはかなり長い作品であり、
ファーストからZを上手く埋める時代の設定、先の読めないストーリー展開など作品のレベルはかなり高い。
それらは後に総集編ともいうべき劇場版「ジオンの残光」が公開されることでも証明されている。

　ファーストとZの間の空白の7年間を無理なく埋めることに成功した時代設定は一年戦争終結後から3年後の
宇宙世紀００８３年としてある。連邦軍は軍の再建計画の名の下に戦前よりも遥かに熾烈な派閥争いを繰り広げ、
敵がいなくなり再び堕落し、大鑑巨砲主義の復活を呼び覚ましてしまう有様。
そんな中、反主流派の代表であったジョン・コーウェン中将が考えたのが【ガンダム開発計画】であった。
これは再建計画の一環として、MSを軸とした戦術を取り入れるために現時点での最高傑作機を開発しようと
いうコンセプトの元、巨大企業アナハイム・エレクトロニクス社主導で進められた。
計画は順調に進んでいたが、大鑑巨砲主義を信じる主流派を納得させるには難しかった。
そこでコーウェン中将が考えたのが核兵器の運用を主目的としたMS―――ガンダム試作二号機であった。
この機体の開発により主流派の反対意見を押し切ることは出来たが、これに目をつけた男がいた。
それが今回の叛乱の首謀者たる人物、エギーユ・デラーズである。

　エギーユ・デラーズは旧ジオン軍でギレン・ザビ総帥直属の親衛隊の隊長を務めた男で
ザビ家にしか与えられないと言われたグワジン級大型戦艦の一隻【グワデン】を任せられたほどの
優秀な人材であった。ア・バオア・クーでギレンがキシリアに暗殺されたことを悟った彼は
死に急ぐアナベル・ガトーを制止し、再起を誓って戦域をいち早く離脱。
その後、アクシズでアステロイドベルトへと逃亡する残党とは袂を分け、
サイド４の暗唱宙域に茨の園を建設、MSを生産しながら再起のときを待った。
　そして戦略家としても非常に優秀であった彼は【ガンダム試作二号機】を使った反抗作戦
「星の屑作戦」を考案、戦力を集めて遂に実行に移した。
だが、それでもデラーズ・フリートの戦力は旧ジオン軍の一個戦隊にも満たないものであり
勝利を得るには一撃必殺の策を用いるしかなかった。一撃必殺の策とはブリティッシュ作戦。
いわゆるコロニー落としである。コロニーを地球連邦軍の本部であるジャブローへ落着させることが
出来れば圧倒的な戦力差を覆して勝利することも出来る、とデラーズは踏んだのである。

　そして練りに練られた完璧な作戦「星の屑」はガトーのガンダム試作二号機強奪により発動。
ガトーの活躍によって全てはデラーズの思惑通りに進んでいたように見えた。
だが、シーマ・ガラハウの裏切りによって作戦は最終段階に来て失敗、デラーズは亡き者にされ
ガトーもまたコウとの激闘で傷つき、同胞を行かせる為にサラミス級巡洋艦に搭乗機を激突させ
志半ばにして非業の死を遂げた。更に星の屑はジャミトフ・ハイマンに利用され
コーウェンら反主流派の追放、そしてジオン残党狩りを目的とした私兵集団
ティターンズを結成させるに到った。
デラーズの策謀は一矢報いるどころか連邦の派閥争いに利用されるだけ
利用されてしまったというなんとも皮肉な結果をもたらしたのであった。

登場MS,MA,戦艦の説明
キャラクター解説
歴史年表