* さ い き ん の ゆ り の こ と *

2005.01.27

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…ゆりが生まれて8年になりました。

とはいえ、犬の世界ではすごくお年寄り、という訳でもありません。でも、以前のわんこが8歳になった頃に病気になり、そのまま…。そんなことがあったものだから。

しかし幸いな事にゆりに関しては、今のところ何度かのお医者さん通いだけですんでいます。

現在のゆりは、「あそぼ!あそぼ!」とヒマさえあれば、いつでも言い寄ってきた数年前より、万事について行動が落ち着いてきたように思えます。

大好きな靴下を見せると、走り寄って来て「投げて!」と目をキラキラさせますが、回数的にも、遊びの時間はずい分減りました。

それから一番大きな変化として…寝ている時に、人間で言うと「むにゃむにゃ…」みたいな寝言? を言ったり、ため息ついたりする事が多くなりました。

ゆりの寝言? は結構大きな声だったりで、おかげで私も、夜中にその声で目が覚める事があります。

人間の言葉で訴える事の出来ない動物です…。
以前の家に比べて、こちらに越してきてストレスを感じることも多いでしょうね…。

昨年春の引越しの日。次々に運び出される荷物、忙しく出入りする業者の人たち。ゆりは台所の隅にゆわえられてずっと鳴いていました。

「きっとわかるんだね。」
私と主人とが交互に抱っこしたり、引越しのトラックの周りを歩かせたりでした。

ここに来る前、数ヶ月の仮住まい期間。
私達が入るギリギリ前日まで、そこで仮住まいをされていたご家族には、にゃんこ×2匹、わんこ×1匹が居たそうです。

ペット可の仮住まいは、当然ですが、短期間で次々と家族とペット達が入れ替わります。ほかにも、私達側の条件が色々とありましたので…探し回りやっと見つけた場所でしたが、ゆりにとってその数ヶ月は、キツかったろうと想像します。

その後ここに落ち着いてから、ヒトツ良かったと思えること…居間の床暖房です。床に近い程、たくさん暖かいでしょうから、きっとゆりは満足しているはず…。

相変わらずお散歩は大好きで、私が黄色い手綱を持つと、ピュン!っとそばに飛んできては、「行こう、行こう!」と元気百倍になります。

ゆりがソファの上でウトウトしています。

すぅすぅ寝息をたて…安心して目を閉じている姿を見ると、ほぅっと優しい気持ちになります…。やれやれ。

ずっとずっと、のんびりここで過ごして欲しい。家族はみな、そう思っています。

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