すぴーちばるーん(改)





この雨の糸 つたいのぼっても

取り戻しに行く すぴーちばるーん

夕べの月夜につい 口もと軽く手放した




もう どこまで流れて行ったろう

雨の朝

びしょびしょになりながら追いかける

あなたに届いてしまう前に




「なかったことにして」




きっと 新しく生まれる日

草みどりの丘を かけのぼる

みずいろの風といっしょに

はやく いつか

届けたいから




雲と流れてゆくよ すぴーちばるーん