牛乳びんの底に座ってぼんやり上を見ている まあるく切り取られた空の 8時の方向から 2時の方向へ 大きな鳥たちがゆうゆうと横切る ここにも届く かすかな羽音 迷い込んだ風 そよと吹く
キラキラ心さそうメロディと溢れるお話
晴れと曇りと 行きつ戻りつ安定せず 小箱のむこうの面影まで 不安に翳ってはいないかと 心 揺れてばかり
萌える山々越えてきたよ と 手のひらに 柔らかく 柔らかくて顔うずめる
もう少し眠らせてください 「わたしに なにができるだろう」なんて もう わがまま言わないから
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