サンクチュアリー
 
 
 
 
ビンの中の 小さな森で

風に吹かれていた午後

誰かの口笛が聞こえた

 

あなたの空が

切り取られた私の空に続いていたなんて

 

手のひらの上の 

大切な少しだけの空間

鳥のさえずりにも似て

涼やかな口笛

目を閉じて問いかける

あなたの手のひらも見せて

 

それぞれのビンの底にすわり

空を見上げてる

紙飛行機 飛ばしたんだね

私の空からも見えるよ

 

あなたが大切にしている あるがままに

踏み込んでもいいの?

私が汚してしまいそうだから

眠る場所は それぞれの森で

 

明日の朝 目が覚めたら

おはようの口笛 吹いてくれる?

 

そちらは今日 どんな天気?

あなたの空も晴れているのなら

私も

しあわせ