中津川市の市街地から中津川をさかのぼるとやがて川は恵那山と根の上高原にはさまれた
深い渓谷になる。この渓谷を昔で云う一里(約4キロ)ほど行くと少しばかり谷が開けて平地はないものの
棚田の中に農家が点在するいかにも山村という趣の川上(かおれ と読む)の集落にでます。
この小さな集落に村人たちで300年も演じられてきた淡路のくぐつ師が伝えたと云われる
恵那文楽が残っています。
現在は中津川市も力を入れて川上地区以外の市民も加わって保存会が作られ、昨年11月市制50周年の行事として中学生も加わって
市の立派な歌舞伎ホールで記念公演が行われました。
後継者がいなくて年寄りばかりになりがちなこの種の文化に中学生が参加しているのは心強い事です。
もちろんこの時だけでなく毎年9月恵那神社の例祭に奉納されます。
この文楽は岐阜県の無形民俗文化財に、人形の頭の半分は同重要有形文化財に指定されています。
わずかですが記念公演の時の写真を紹介致します。
私は文楽について何の知識もありませんので恵那文楽及び文楽についての詳細は関連ページをご覧下さい。
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