幻のフロムサウス2023

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フロムサウス第36号

関東同窓会を勉強しましょう,

 現在の長崎南高校は2023年04月に入学した生徒が63回生になります。ひとクラス40名で06クラス合計240名だったようです。03月に卒業された60回生の進路については、長崎大22名、九州大2名、長崎県立大29名など、私立については明治1中央1法政2名など、の数字となっています。遠い昔の07回生の記憶をたどると、ひとクラス50名で13クラス合計650名だったような、成績の順番で10番までが東京大、40番までが九州大、150番までが長崎大、それぞれの合格可能ラインだったような、実際にそれなりの合格者がいました。それから特筆するのは650名の内、100名以上は関東へ向かった事だと思います。大学へ短大へ専門学校へ仕事で、また特筆は予備校へ通う為に関東への生徒も多かったような、長崎に優秀な予備校が無かったからと言われていました。学力は実力はと言う前に圧倒的な生徒数のスケールの違いを感じてしまいます。
 高校の合同選抜が無くなった,都市と地方の格差が拡がった,極端な少子化が始まった,諸々の事情により現在の関東同窓会の名簿上の同窓生は約1450名となっています。10回生までが760名(52%)20回生までが520名(36%)21回生以降が170名(12%)で構成されています。コロナにより3年間のブランクがありますので多少減少しているかも知れません。
 皆さんが昭和生まれです。01回生は昭和20年生まれですから被爆者手帳を持っている同窓生もいらっしゃるかも。右肩上がりの昭和の時代を生き抜いて,難関大学を卒業して日本で世界で活躍された同窓生も大勢いらっしゃるかも。退職金を満額貰えたのも,この年代の人達だけかも,中には,そうでなかった同窓生もいらっしゃるかも,どちらにして活躍出来るいい時代に生きられたと思います。途中,なん百人なん千人と面識はあったと思います。やはり青春を共にした高校三年間の友達が一番,心を許して会話が出来る真の友達になったのではないでしょうか,過去には「焼け木杭には火」があって第二の人生を送っている人もなん組かあります。このような同窓会の場を大切に続けて行きたいですね。ひとつの目標として,01回生が100歳を迎えるまではどうでしょうね。

事務局長 07回生 前田幸司

遠きにありて想うふるさとが、老境の終の住処に

                      8回生 古知屋律子

「老後の10年を、住みたいところに住んで、そこでやれることを探す」。祖父母のころから時を刻んだ藤沢市辻堂から、長崎への転居を夫が決めたとき、私はのけぞりそうでした。なみなみならぬ長崎愛はあるものの、長男の嫁の務め、子どもの実家がなくなる、湘南海岸まで歩いてゆける環境、地元での活動などなどへの思いがよぎりながらの引越でした。
 長崎も変貌を遂げ、土地勘がないので取りあえず実家に落ち着くべく埃と戦いながら片付け始めました。その過程で、両親の若い頃からの様子を、ゆっくりと追体験できたことはとてもよかったです。
 また、染み入るような長崎のよさは、2〜3日の帰省や観光ではわからないと実感。400年も昔から外国人と触れ合ってきた街、人々のやさしさとユーモア、どの場所に立っても小高い緑に守られているような安堵感、新鮮さに底上げされたな味覚の確かさなどがじわじわと感動にかわります。車のない私達を友人たちが誘ってくれた西海市、島原半島、長崎半島は、手軽な所にあるのに言葉も出ないほど美しく、休日に車も人も見当たらないという奇跡。
 遠きにありてふるさとを想う人達や、本当の長崎をもっと知ってほしい他の土地の人達、また海外の人達が中長期に滞在できるシステムがあると、長崎は江戸末期のように人を呼び込む本来の熱気ある実力を発揮できるのに、、、、転居45日目の感想であり願いです。

 

「長崎の街と、南高と」(退任挨拶)

           会長代理 小岩寿樹

 久しぶりの同窓会の開催ですが、コロナ禍で生活環境が変わってしまいました。この3年間、同窓生の皆様はどう過ごされていたのでしょうか?

 私も齢六十九を過ぎ、ストレッチやウォーキングなどで、アンチエイジングを実践していますが、なかなか厳しい日々です。

 私が関東同窓会の会長を引き受けてから、代理の時代を含め、およそ10年が経ちましたが、体力や知力の低下により「そろそろかな?」と思っておりました。

 南高の同窓会と長崎市やビードロ会との繋ぎ役で、皆様に長崎の街の情報を伝えて懐かしんでもらい、青春時代にタイムトリップしてもらおうと会長を引き受けました。果たしてその責務は全うできましたでしょうか?

 この10年で、私自身も、長崎へは「帰省」ではなく「帰郷」に変わってしまい、家族構成も長崎よりさいたま、大和(神奈川)、宇都宮の占有率が高まりました。

 来年の古希を前に、仙人生活を目指して、生活の基盤を家内の実家のある宇都宮に移そうと計画しています。ただ、多くの「柵」はなかなか解消し難く、数年かけての移行になりそうです。長崎の仲間との触れ合いが少なくなることが少し淋しいですが、体力と気力があれば、年1回の同窓会には出て来たいと思っています。長期にわたり、微力な私を支えていただきありがとうございました。

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皆様、大変ご無沙汰をしております。気候不順な中いかがお過ごしでしょうか?この3年間コロナ騒ぎのため関東同窓会としてほとんど活動ができず誠に残念でした。

この間、長崎の方では長崎新幹線が部分開業したり、知事や市長が退かれたりとか結構な変化がありました。直近では観光客が増加中で活気が戻りつつあるとの話を同窓会本部より伺っています。また今年10月には4年ぶりに「くんち」が奉納されるとのことで、少しずつ平常に戻りつつあるようです。

東京の方でも秋ごろには同窓会活動を再開できるのではと考えています。現在、事務局の前田さんを中心に10月28日(土)の午後に関東同窓会が開催できないか検討中です。詳細は本会報をご覧ください。

実は大変残念ながら、会報発行と送付にかかる費用すらも枯渇している状況です。従いまして関東同窓会維持のために、物価上昇のおり心苦しい限りではありますが、年会費の振込をお願いしたいと考えております。私や役員一同といたしましては何とか関東同窓会を維持して、会員皆様の情報交換や懇親の場としてお役立ちしたいと考えておりますので、皆様におかれましては主旨ご高配のうえ、添付振込用紙にて振込みいただきますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

最後になりましたが、皆様のご健勝とご活躍を祈念申し上げます。

                            長崎南関東同窓会 会長 11回生 江 勝弘 他役員一同

長崎南高校関東同窓会