2020年08月07日
こんばんは、
長崎南同窓会の事務局長梅田さん(1回生)が,長崎の理事の皆さんに配信して貰えたメールです。
皆さんにも紹介します。
同窓会理事会理事のみなさまへ
南高7回生の立石涼子さん(女優)が8月2日に亡くなったとのニュースに驚きました。
私は高校時代、同じ演劇部でしたが、学年に開きがあるため面識はありませんでした。
立石さんは南高から、文学座附属演劇研究所を経て、1974年に劇団雲の研究生となり、1975年劇団雲の分裂で円・演劇研究所に移り、1976年に演劇集団 円の団員に昇格されます。
1996年には文化庁海外研修制度によりロンドンへ1年間留学し、エコール・フィリップ・ゴーリエ演劇学校等にて学ばれます。
活動の中心は主に舞台でした。
2019年9月に体調を崩して肺がんと診断され、手術と投薬治療を経て、退院されます。
退院後、4月のリーディング公演『ポルノグラフィ』への出演が予定されていました。
が、新型コロナウイルスのため、公演延期になりました。
その後、6月ごろより容体が悪化し、再入院、今月2日午前4時52分、肺がんのため東京都内の病院で亡くなりました。
定年退職後、少々時間が取れる上京をするようになり、彼女の芝居を観る機会にも恵まれました。
偶にメールでやり取りするうちに、座席の予約もしてもらえるようになりました。
2015年林芙美子の役を森光子から仲間由紀恵に引継がれた「放浪記」を観に行きました。
立石さんは林芙美子の母親役、儲け役と本人も言われるほどに彼女の演技が光り、その存在感は抜群でした。
また、最後の舞台となった昨年1月から2月に上演された『罪と罰』も観に行きました。
この時も主役の三浦春馬さんの母親役など、3役を演じられ、若い役者さんが多い舞台を引き締めてくれました。
この「放浪記」と「罪と罰」の舞台終了後、長崎のお土産を持参して、楽屋を訪ね、話をしました。
その後も「科捜研の女」のテレビ出演でも、存在感を示してくれました。
これから、女優として、もっと輝いてくれたと思うと残念で、悔しい・・・です。
合掌
コロナの感染者が長崎で、急増しています。
今日は18名で、合計135名になりました。不安ですね。
みなさま、ご自愛ください。
長崎南高校 事務局長 梅田和子(1回生)
故,立石涼子さん(7回生)