余談 集いを考える

NaturRecreationCircle Morinobannin

■認知的不協和

 ■認知的不協和とは

  ■人は心の中でさまざまな方程式を持って行動しています

  ■A+B=Cのように

  A 私とあの人とは仲がいい 私は今年、勉強をがんばった  
  B 道で出会った 試験への自信がついた  
  C お互い挨拶をする 希望する学校へ進学する  

  ■この方程式が崩れると、人は大変居心地の悪さを感じます

  A 私とあの人とは仲がいい 私は今年、勉強をがんばった  
  B 道で出会った 試験への自信がついた  
  C 無視された 希望する学校へいけなかった  

   ■これが認知的不協和という状態

 

 ■認知的不協和の回避

   ■居心地の悪いとき、人間はこの状態をなんとか回避しようとする

   ■方程式が崩れた理由を探し、自分を納得しようする(心理的に)

   ■A+B=Cの方程式を強引に成立させる

  ■Aを変える(認識が間違っている)

  A 実は仲が悪いんだ 実は俺って勉強できないんだ  
  B 道で出会った 試験への自信がついた  
  C 無視された 希望する学校へいけなかった  

   ■ストレスがたまります

  ■Cを変える(結果が間違っている)

  A 私とあの人とは仲がいい 私は今年、勉強をがんばった  
  B 道で出会った 試験への自信がついた  
  C 無視されるのを覚悟でもう一度あいさつ 合格しなかった理由を学校へ詰め寄る  

   ■ものすごいストレスがたまります

  ■人はBを変える(過程が間違っている)

   ■もっとお気楽にこの居心地悪い状態を改善したい

  A 私とあの人とは仲がいい 私は今年、勉強をがんばった  
  B 何か考え事をしていて気づかなかった 周りの人のほとんどが、いつもより成績が良すぎた  
  C 無視された 希望する学校へいけなかった  

   ■じゃあ、だめで当たり前

   ■人はそれっぽい理由をつけて心の安定を図る

  ※逆転の方程式が発生した場合

  A 私とあの人とは仲が悪い 私は今年、勉強をしなかった  
  B 道で出会った 試験への自信がついた  
  C お互い挨拶をする 希望する学校へ進学する  

   ■この場合はAが変わって、「あの人けっこう良い人かも…」となる

■結論


居心地が悪い

それを修正しようとする心の動きが生まれる

自分から遠ざかる、もう少し居ればよくなるかもと心が動く
               

■親和欲求

  子供には親和欲求というのがあります。信頼できる人と肌をあわせることで安心感を得る。いきなり、

 知らない同士で抱き合わせようとする

   ↓

 不信感が生まれる

  知らない同士でも指先同士だけなら接しても平気。

  指先同士が触れ合ったら、ある種の信頼関係が生まれる。

  今度はその人と握手もできるようになる。

 握手をすると、信頼感はグッと高まります。

  様子を見ながらですが、徐々に接触の機会を増やしていきます。

  心の距離もだんだん縮まってくる。

■信頼関係

 ゲームは、信頼関係の上で盛り上がります。

  嫌いな人が面白いことを言ってるのに、笑えなかったことってありませんか?

  信頼できる仲間で遊んでいるときに、しょーもないことだったのにものすごく盛り上がったことってないですか?

  ゲームも一緒です。

  どれだけ面白くて完成度の高いゲーム支援をしても、そこに信頼関係がなかったら絶対に盛り上がりません。

  キャンプファイヤーを含め、ゲーム大会の成功の鍵は、

 決められた時間でどれだけ信頼関係を作れるか?

  といっても過言ではないでしょう。

  そのためには、個々のゲームを楽しく面白くするのももちろん大事ですが、それ以上に集い全体の構成を考えて、

 確実に全員の心の距離が縮まるようにしていく努力

  が必要です。

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