森番 草木染め(玉ねぎ)
NaturRecreationCircle Morinobannin

①タマネギの皮を鍋で煮込みます。

※バンダナ1枚に対して、タマネギの皮3個分くらいが分量です。

②皮から充分黄土色が出たら、皮を取り除きます。

③絞りなど下処理を行った生地を鍋に入れます。

※ あらかじめ、生地を大豆の絞り汁(豆乳)で浸し、乾かした物(生地の表面にタンパク質の膜を作る)を使うと色付きが良くなります。

④そのまま15分程度煮込みます。

⑤鍋を火から下ろし、ミョウバンを入れ、30分ほどつけ込みます。

※ミョウバンはたくあんやなす漬けの色の定着剤としても使われています。量は、漬け物を漬ける時の分量で、、

⑥水洗いをしながら絞りを取り除きます。

⑦よく洗ったら陰干しで乾かし、アイロンをかけて出来上がりです。

※ 数年たって、色があせてきましたら、再度染め直してみましょう。更に濃い黄色が付きます。

※藍染め解説

藍は古くから日本の染め物の代表的存在です。

絣の着物など、現在では様々な生地が藍染めにされています。

日本の藍では徳島のすくも藍、大和藍などが有名です。海

外だとインド藍などがポピュラーです。ちなみに、ジーンズも藍染めです。

藍で染めた生地は染めない生地に比べ、丈夫で殺菌作用があります。

そのため、もんぺやジーンズといった作業着が主に染められていたようです。

藍はもともと植物の名前で、それを発酵させ、藍の色を作り出します。

発酵させるために、水飴なども使うそうです。

本来は自然にある物だけで作るのが正当なのですが、それを行うと半年くらいの時間がかかり、とても大変です。

生き物ですので。

染物屋などで使っている藍はそういった自然の物で長い時間をかけ色出しをし、毎年継ぎ足しで維持しているそうです。

今回使用した藍は、申し訳ありませんが人工のもの(成分は藍というもの)を使わせていただきました。

森の番人では一応、徳島のすくも藍、インド藍、そして今回使用したインディコピュアーを用意しましたが、すくも、インドは自然物の要素があまりにも大きく、醸成がとても難しい上に染められる量が少ないときています。

もちろん値段も割高です。そ

んなものでしたので、いつの日か日本の藍に挑戦出来るよう、森の番人でも貯金を貯めていきたいと思っております。

 

 

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