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妹汁
アトリエ KaGuYA

◆ゲーム情報
レビュー投稿者 :AAM 原画 :choco-chip, Shin-Go
発売日 :2002/12/13 シナリオ :さんきち, もみあげルパンR
定価 :\8,800 音声 :有り(男以外フルボイス)
ジャンル :汁集めアドベンチャー 陵辱有無 :ない……と思う
◆点 数
  10  20   30  40  50  60   70  80  90 100
システム : 70 ■■■■■■■■■□■■■■
グラフィック : 65 ■■■■■■■■■□■■■
キャラクター : 75 ■■■■■■■■■□■■■■■
サウンド : 60 ■■■■■■■■■□■■
シナリオ : 65 ■■■■■■■■■□■■■
総  評 : 67 ■■■■■■■■■□■■■
◆あらすじ
考古学者である父親の再婚相手には、女の子ばかり3人の連れ子!
いきなり義妹達との同居生活に突入した主人公は、
しかしながら古代の呪いを受けるという突然の不幸に襲われる。
呪いを解く方法は唯一つ。少女の"汁"を集めること。
幸か不幸か、主人公の周囲には格好の供給源が……!?

◆システム 70
単一の目的に特化したゲームのコンセプトに、それに対して最適化されたシステム。
完成度はさておき、その思い切りには「カッコいいぜ!」と一声掛けてあげたくなります。
進行が一目瞭然のセーブメニューやテキストのロールバック機能も使いやすいですし、
ロールバック中にボイスまで参照できる設計には好感が持てます。
また、スキップ機能も十分な使い勝手とスピードを備えているために、
繰り返しのプレイでもストレスが少なく快適に進めることが出来ます。
さらに、ディスクレス起動可能なのも好感が持てました。
敢えて難点を言えば、表情バリエーションの一部がCGモードに収録されないことですが、
これのみをして欠点と論うのは野暮と言うものでしょう。
もっとも、とらいあんぐるハートDVDの奇跡のユーザーインターフェイスには、
さすがに見劣りしてしまいますが……

◆グラフィック 65
複数シーンでの同一CGの使いまわしがほとんどない設計は高評価。
これだけのHシーンの量に、ひとつひとつCGを起こす労力に拍手。
原画は萌え・エロともに十分なレベルですし、彩色も文句のない水準です。
ただし、しいて言えばこれと言って抜きん出たところがないんですよね。
後一歩光る何かがあれば、もう10点は上積みできたような気もします。
まぁ、シチュエーション最優先をコンセプトとするゲームに
尖ったスペックの部分があっても、また困ってしまうのかもしれませんが。

◆キャラクター 75
※注意! 本項目の数字にはゲタが履かされています!(笑)

おませさんの長女、優希。
大人しくて天然な次女、未卯。
奔放で意地っ張りな三女、菜々。
この手の作例としてはお約束のような面子ではあります。
普通に評価すれば、まぁ60点といったところでしょうか。
そこに5点を上積みする要素として、本作で光るのはサブキャラの面々。
優希と梓との掛け合いや絡みは一見の価値がありますし、
某ルートでは作中随一のスタイルを誇る幸恵さんを堪能(?)できます。
どちらも、ヒロイン三人にひけをとらない魅力的なキャラとなっています。

しかし……しかし、最後の最後でとんでもない番外がっ……!

※以下ネタバレ※

えー、さらに+10点の理由たるバッドエンドの呪い発動ルートです。
というか、もう晶おねぃさん激LOVEですよ!
あの容姿、あのハスキーボイス、あの大胆さ、あのシチュ!
そして絶妙な女性側視点の艶っぽさ加減!
妹三人なんかまるっきり問題にならんですよ!
……いかん、相当錯乱気味だぞ、私(^^;(^^;

とにかく、こんな所に萌え要素が用意してあるとは意表を衝かれました。
しかも、エロ萌えシナリオとしての完成度が恐ろしく高いんですが。
さらに、小説版ではオフィシャルの正規ルートに……!?


※ネタバレここまで※


◆サウンド 60
悪く言えばまったく記憶に残らないBGMですが、
逆に言えばゲーム本編の邪魔をしないということでもあります。
その意味で、最低限の水準は満たしているという見方もできるでしょう。
それはともかく、音声修正が修正の体を成していないのは仕様なんでしょうか。
耳を欹てる必要もなく、普通に中身が聞こえてしまうんですが(笑)

◆シナリオ 65
基本的なコンセプトがお馬鹿系エロ萌えゲームですので、
シナリオは相応といった程度です。
しかし、シチュエーションの演出に全力を傾注している点は、
最早力技の域を超越した芸術と言うべきでしょうか(笑)
複数プレイへと話をもって行くためには手段を選んでいません。
というか、そんな機会は逃さないとでも言うかのごとく、
ここぞというタイミングであからさまな選択肢が……(笑)

それと、本作の真髄を堪能したい方は、
是非とも正当な攻略の範疇を外れてみることをお勧めします。
実はそっちのほうが本領発揮と言うべきルートだったりして……

◆総 評 67
気持ちいいくらいに単一のコンセプトに特化したゲームです。
というか、まずもってタイトル通りの一発ネタが根底にあるような……(笑)
しかし、最後の最後まで作品としてのポリシーを見失わない造りは、
(と言いつつ、ある意味見失ってるような気もします)
規模だけゴージャスな凡作に爪の垢を煎じて飲ませたいと
思えるだけのものを持っています。