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3days-満ちてゆく刻の彼方で-
ソフトさ〜くるクレージュ

◆ゲーム情報
レビュー投稿者 :REI 原画 :萩原音泉/ramis
発売日 :2004/6/25 シナリオ :LEGIOん/剣技マナ/玉沢円
定価 :\9,240 音声 :有
ジャンル :無限軌道オカルティックサスペンスAVG 陵辱有無 :有
◆点 数
  10  20   30  40  50  60   70  80  90 100
システム : 60 ■■■■■■■■■□■■
グラフィック : 79 ■■■■■■■■■□■■■■■■
キャラクター : 70 ■■■■■■■■■□■■■■
サウンド : 80 ■■■■■■■■■□■■■■■★
シナリオ : 40 ■■■■■■■■
総  評 : 40 ■■■■■■■■
◆あらすじ
紅葉した木々と澄んだ空気に包まれはじめた綾篠(あやしの)市。
市内の学園に通う「高梨 亮(たかなし りょう)」は、幼なじみである「藤見 たまき(ふじみ たまき)」と、
代わり映えはしないが平穏で居心地のいい生活を送っていた。
あからさまなほどに好意を寄せているたまきに対し、幼なじみ同士の気恥ずかしさ故か、態度を決めかねている亮。
そんな『友だち以上、恋人未満』の2人の関係、そして平穏な街に変化をもたらす事件が起こってしまう。

2人の通う綾篠学園で有名な美少女、「柊 美柚(ひいらぎ みゆ)」が遺体となって発見されたのだ。
学園内はこの事件の噂で持ちきりになり、様々な憶測が飛び交う。
その中には彼女の身体がバラバラに刻まれていたとか、猟奇殺人犯が夜な夜な綾篠をウロついているとかいう、
半ば怪談じみた話もあった。
上級生の美柚に密かな憧れを抱いていた亮も、強いショックを受け、また犯人に対して激しい怒りを覚える。
たまきの心配をよそに、事件にのめり込んでいく亮。
だが、学生という立場では力が及ばないところが多く、情報収集すらままならない有様だった。
そんな不安と焦燥に駆られる2人に追い討ちをかけるかの如く、同級生の1人が飛び降り自殺をする。
2人は、偶然にも「その瞬間」を目撃してしまうのだった。
糸口すら掴めぬまま、狂気が蔓延する世界に投げ込まれた2人。
そんな非日常の中で、亮はようやく、たまきの深い愛情に気付きはじめる。
やがて2人は互いを求め、肉体的にも繋がることを望むが……

愛し合う2人の前に現れる黒衣の男
鋭利な刃物で喉を一突きにされる亮。
死の闇に沈んでいく亮の眼に最後に映ったものは、生きながらに解体されていくたまきの姿だった……
激しい憎悪と絶望の中、途絶える意識。

次に目覚めた亮の前に広がっていたのは、あの代わり映えのしない平穏な朝だった……
「……夢を……見ていた……ような気がする……」
「とても……とても嫌な夢を……」
惨劇の記憶すら消えてしまった亮。
何もかもが「殺害される3日前の朝」に戻ってしまっていた。
繰り返される3日間。
だが……亮は漠然とした不安と予感だけを頼りに、「あの3日間」とは違う一歩を踏み出しはじめる……

◆システム 60
セーブ:23個+クイックセーブ1個。
既読スキップ:有り。
バックログ:有り。
オートモード:有り。
DISCレスでの起動:可能。
おまけ:音楽・CG鑑賞。Hシーン回想。

□使用感
システムは良いけれど、助詞のタイプミスが酷いです。
特に「の」と「に」を打ち間違いすぎ。
何度も話の腰を折られて不快でした。

そして、それ以上に厳しかったのは、既読、未読、の判別がいい加減だったこと。
ループするシナリオなので、既読を使用することをある程度前提にして書いていると思うのですが、読んでないテキストも飛ばされてしまうことがあって、非常に困りました。
そうかと思えば、読んだことある様なテキストがスキップされなかったり・・・。

◆グラフィック 80
CG枚数:差分含まず99枚(ちょっとシビアに数えました)
画面サイズ:800×600。

□CG&立ち絵
概ね良好ですが、何枚か明らかに質の低いものが混じっていました。
後半の盛り上がるべきシーンで、それが多かったのが残念でなりません。

□Blood Limiter System(ブラッド・リミッター・システム)
1.残虐なシーンの画像を細部まで描かないことで、グロテスクな画像が苦手なプレイヤーでも遊べるようにする。
2.制限を設けることで、逆に、制限をかけない状態では通常以上のグロ度を発揮させられる。
こんな感じのことを目的としたシステムのようです。

普通なら、画面が赤一色になるだけで終わりになりそうな残虐シーンも描かれていたので、それなりに満足感はありました。
むしろ、抑える方があまり上手くいっていなかったような気がします。
あれだけ見えてしまうシーンがあれば、嫌いな人にとっては十分"不快"なレベルなんじゃないかなと・・・。
ただ、グロ好きを唸らせるほどではないですね。
私みたいな"自称グロ好き"は、一回本物見て気絶するか何かしないと感覚が麻痺してるので、ちょっとやそっとでは・・・(^^;


◆キャラクター 70
萌えゲーとしては優秀なキャラクター陣。
私の場合は、"犯人は誰なんだ?"、"事件の真相は?"など、サスペンスの方向に興味がいってしまったために、萌えイベントが邪魔に感じてしまいました。

シナリオの展開が遅いのが全部悪いですね。
可愛くて萌え萌えなキャラに罪はないハズ(^^;
シナリオ展開がもっとスピーディであれば、たまに入ってくる萌え〜なイベントにヤキモキすることはなかったと思います。

◆サウンド 80
BGM:23曲
歌:2曲

□BGM&歌
幅広い曲風のBGMは、そつがなく、雰囲気作りもバッチリ。
歌のほうは、特にOP主題歌なんですが、エロゲの歌もJ-POP化してきたなぁと思わずにはいられませんでした。

□ボイス(主人公以外)
有名どころの声優さんばかりなので、皆さんお上手です。
でも、キャラによって音声の基本ボリュームが違うようで、大き過ぎたり、小さ過ぎたりする時があったのは残念。

◆シナリオ 40
人間の狂気を描いた猟奇サスペンスかなと思ってプレイし始めたのですが、終わってみれば全然違っていました。
確かに、物語の滞っていた前半はイメージ通りに猟奇サスペンス調です。
しかしながら、後半に入ると、唐突に魔術や陰陽道の話になって"悪者vs正義の味方"的な構図に・・・。
前半の、"凶器はサバイバルナイフ"から一転、激しい魔術戦を繰り広げます。
そこには最早、前半にみられた"黄昏"や"猟奇"的な趣はなく、あるのは、ただ結末に向かってザクザク進む大味な魔導物語。
その魔術戦もグラフィックをはじめとした演出が貧弱で盛り上がりに欠けていたので、私にはどうしても本作の良い部分というのが最後まで見えてきませんでした。

結構ネタバレしてしまったんですが、後半あまりにも変わりすぎるので、この流れを理解した上でプレイした方が、お財布にも、時間にも、精神的にも、良いと思います。
ホームページで、ガスマスク付けた男のCGを見て『これはいける!!』と、溢れんばかりの猟奇を感じて購入を決意した私にとっては、物凄くしょんぼりな結果でした・・・。

□低得点の主な理由
三日間を繰り返す中で、徐々に真相に近づいていくのかと思いきや、話の進行は完全に足踏み状態。
後半に入るまで、主人公には三日間を繰り返している自覚がないので、同じような展開が延々続きます。
また、主人公は"直感や予感"を頼りに繰り返す三日間に干渉していくのですが、"直感や予感"が微々たるものなので、変化が少なく退屈。
「何だかわからないけど、○○な気がする(予感がする)」なノリには腰が砕けました。
もうちょっとサラッと話が進めばこういう展開(後半の魔術戦も含めて)もアリかなと納得できたと思うのですが、散々引っ張った後にこれではどうしても納得できませんでした。

とにかくループ部分が長くて長くて・・・話も進まないし・・・その上、話のオチも前半の雰囲気と綺麗に噛み合わないし・・・・・・。
なんでゲームでこんなにしんどい思いしないとダメなのかと思ったのが完全な決め手でした。
面白い面白くない以前の問題だなと。

□えちい
純愛Hは少なく、陵辱率が高いです。
長めのテキストに、濃いめの描写はなかなか良質なので、純愛じゃなくてもOKなら結構良いのかもしれません。
クリア後の隠しルートで、主人公が調教されるシーンがあったのは少し驚き。
調教と言っても、苦手な私が笑って読めるような雰囲気だったので、そう特別でないかもしれませんが・・・。

◆お気に入りキャラ
特になし。

◆総 評 40
後半の展開は好みの違いと割り切るにしても、前半のループ地獄はちょっと異常だと思います。
あまり面白くないなと感じるゲームはそこそこありますが、ハッキリつまらないと感じたゲームは久しぶりです。

でも、巷での評価は結構高いので、私がオカシイだけなのかも・・・。