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2005年12月。 クリスマス・イヴの日に、ウィーンとロンドンで、2組のカップルが結婚式を挙げた。 オーストリア・ウィーン アルフレート=フェリックスは自分でデザインしたウェディングドレスを纏い、花婿の元へと静かに歩き出した。 この日のために集まってくれたのは、ダンデライオン一座の皆、そして父のユリウス、パリ時代の友人や同僚達・・ささやかな結婚式が、今始まった。 ルドルフは、アルフレートの姿を見て息を呑んだ。 天使が舞い降りてきたかのようだ。 式は厳かに行われた。 誓いの言葉を述べ、ルドルフとアルフレートは口づけを交わした。 ステンドグラスが、2人を祝福するかのように光った。 そしてイギリス・ロンドンでも− 世界各国の貴族達が、ナージャとフランシスの結婚式に集まった。 その中には、2人の結婚を反対していたナージャの祖父・プレミンジャー公爵があった。 プレミンジャー公爵は、孫娘の花嫁姿に目頭を押さえていた。 ナージャはゆっくりと、フランシスの元へと歩き出した。 ここまで、どれほどの苦難が2人を襲っただろう。 どれほどのすれ違いが2人を惑わしただろう。 遠回りしたが、2人は今日、結ばれるのだ。 雲の隙間から、祝福の光が、聖堂を照らした。 −百合と薔薇 完−
最終回は、ルドルフとアルフレート、ナージャとフランシスの結婚式で締めくくりました。 いままで運命に翻弄され、離ればなれになった恋人達でしたが、遠回りしたけれど、結ばれたのです。 最後らへんが意味不明な文となってしまって、すいませんでした。 2つの物語を織り交ぜて書くのは難しかったですが、書いている時は楽しかったです。 新作は、平井摩利先生『火宵の月』(白泉社)の、転生パラレルです。 時を越えて、愛し合う有匡さんと火月ちゃんの物語です。 題名は『PURE』です。 全7幕構成です。 最後に。 今まで『百合と薔薇』を読んで下さった皆様、ありがとうございました Novel&Message by 千菊丸さん |