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フランシスとナージャは、買い物から帰ってきた。
「あら、ヴィクトリアとウィリアムがいないわ!」 ナージャの叫び声で、フランシスは庭へと走った。 すると、さっきまで庭にいたヴィクトリアとウィリアムが忽然と姿を消していた。 「奥様のご友人だという方が・・」 メイドがおずおずとした様子で言った。 「誰だ?!」 「メリーアンという方です・・」 ナージャの顔から血の気が引いた。 その時、フランシスの携帯電話が鳴った。 「ハーイ、フランシス。」 「メリーアン、ヴィクトリアとウィリアムをどこにやった?」 「今私のアパートで、2人仲良くピザを食べてるわよ。」 「2人を返してくれ!」 「いやよ!あなたがわたしとよりを戻すなら返してあげる!」 「それは・・できない。」 「じゃぁ、さよなら!」 メリーアンは携帯を切り、ヴィクトリアとウィリアムに微笑んだ。 「ピザ、おいしい?」 「「おいしい!」」 屈託のないヴィクトリアとウィリアムの笑みに、メリーアンは母性本能をくすぐられた。 「ずーとっ、私のところにいましょうねぇ。今度は、ゲームをしましょう。」 フランシス、この子達は貰ったわ。 携帯を切り、フランシスは警察に連絡した。 「身代金目的ではなく、怨恨ですね。」 刑事はそう言って頷いた。 「彼女のアパートの居場所はご存知ですか?」 「はい。」 フランシスはそう言って、メリーアンのアパートの住所をメモした。 メリーアン、フランシスとナージャの子・ヴィクトリアとウィリアムを誘拐した。 恐い、どうなるのでしょうか? 次回は、悪女の末路です。 Novel&Message by 千菊丸さん |