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ルドルフがアルフレートにあの日のことを謝罪しようと、アルフレートに会いに行こうとしても、アルフレートは忙しいからと何かと口実を作ってルドルフに会おうとしなかった。 (このまま、私はアルフレートに嫌われるのか・・) ルドルフは激しい悔恨の念にとらわれた。 そんな日々が続いて、季節は冬になった。 クリスマスが近づき、ルドルフは社交界へと引っ張りだことなった。 華やかな、輝くパーティー。 だが、ルドルフはパーティーより、アルフレートにどう謝ろうかということが頭の中を占めていた。 じりじりと焦燥の炎が胸を焦がしてゆく。 窓を見ると、アルフレートが庭を散歩していた。 「失礼。」 ルドルフは舞踏会を抜け出し、庭へと走っていった。 「アルフレート!!」 ルドルフの声に、アルフレートは振り向いた。 「何か御用ですか?」 「あの・・この前は済まなかった・・酷いこと言って・・」 「そんなこと気にしてはいません。」 そう言ってアルフレートは微笑んだ。 「許してくれるのか?」 ルドルフの顔がパッと輝いた。 「その代わり、夜遊びはお控え下さいね。」 「う゛っ」 痛いところを突かれ、ムッとするルドルフを、アルフレートは笑った。 「何笑ってる。」 「いえ、そんな顔しているのが一番あなた様らしいなぁと・・」 「すぐ戻る。」 そう言うとルドルフはアルフレートの額にキスをした。 「ルドルフ様っ?!」 この日から、2人に転機が訪れる。 幼なじみであった2人に、転機が。 両思いになる日は、来るんでしょうか? 次回は、ナージャとフランシスが登場します。 Novel&Message by 千菊丸さん |