百合と薔薇

第39話:ベルトルト=バーベンブルク


作:千菊丸さん
オーストリア・ウィーン。
プレミンジャー財閥、ハプスブルク財閥が幅をきかせるこの街で、若い新進企業家が政財界で注目されていた。
彼の名は、ベルトルト=バーベンブルク。
バーベンブルクは、没落貴族の子息として生まれ、企業家となるためにあこぎな手段を使ってのし上がってきた。
彼は、最も憎むべき相手がいた。
それは、ルドルフ=フランツ。
ハプスブルク財閥の子息であり、この世の全てを持っている男。
バーベンブルクは、ルドルフを破滅させるために暗躍していた。

バーベンブルクは、ウィーンの街で優雅なティータイムを過ごしていた。
その時、カフェの入口前に車がとまり、中から身なりの良いご婦人が出てきた。
バーベンブルクはご婦人に近寄った。
「失礼、落としましたよ、フロイライン。」
「まぁ、ありがとう。」
「いえ、私は当然のことをしたまでです。」
そう言うとバーベンブルクはカフェを立ち去った。

バーベンブルクが立ち去った後、シュティファニーはハート形の目をしてその後ろ姿を見つめていた。

「素敵・・」










Novel&Message by 千菊丸さん


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