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オーストリア・ウィーン。 プレミンジャー財閥、ハプスブルク財閥が幅をきかせるこの街で、若い新進企業家が政財界で注目されていた。 彼の名は、ベルトルト=バーベンブルク。 バーベンブルクは、没落貴族の子息として生まれ、企業家となるためにあこぎな手段を使ってのし上がってきた。 彼は、最も憎むべき相手がいた。 それは、ルドルフ=フランツ。 ハプスブルク財閥の子息であり、この世の全てを持っている男。 バーベンブルクは、ルドルフを破滅させるために暗躍していた。 バーベンブルクは、ウィーンの街で優雅なティータイムを過ごしていた。 その時、カフェの入口前に車がとまり、中から身なりの良いご婦人が出てきた。 バーベンブルクはご婦人に近寄った。 「失礼、落としましたよ、フロイライン。」 「まぁ、ありがとう。」 「いえ、私は当然のことをしたまでです。」 そう言うとバーベンブルクはカフェを立ち去った。 バーベンブルクが立ち去った後、シュティファニーはハート形の目をしてその後ろ姿を見つめていた。 「素敵・・」 Novel&Message by 千菊丸さん |