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ナージャは、フランシスと引き裂かれたことの痛手から立ち直らなかった。 嘘の記事によって、フランシスとの縁談は白紙に戻される。 もう、フランシスとは会えない。 もう、あの幸せな時間は戻ってこない。 (嫌、そんなの嫌!!) ナージャはまた涙に暮れる日々を送った。 一方、ロンドンではフランシスとナージャの破談の噂を聞き、キースはほくそ笑んでウィーンへと向かった。 プレミンジャー家の門番は、キースの顔を見ると門を開けた。 公爵は出張で留守だった。 「すいません、ナージャさんはいらっしゃいませんか?」 そう言うとキースはコレットに微笑んだ。 「まぁ!是非あって下さいな!」 コレットは急いで娘の部屋に走った。 「ナージャ、ナージャ!フランシスさんがお見えよ!」 ナージャはすぐに飛び起き、急いで身支度を始めた。 「フランシス!!」 ナージャはそう言ってキースの胸に飛び込んだ。 「ナージャ、僕も会いたかったよ。」 キースはそう言ってナージャに微笑んだ。 「フランシス、あなたが好きよ。あの記事をあなたは信じてはいないわよね?」 「・・ううん。僕はそんなもの、信じないよ。」 そう言ってキースはナージャを抱き寄せた。 「愛してるよ、ナージャ。もう君を、離さない。」 「フランシス!」 それから若い2人は情熱のままに、愛し合った。 ナージャが波乱の人生が今、始まろうとしていた。 キースとナージャ、愛し合ってしまう。 フランシスとナージャが破談寸前だと知ったキースの行動、計算高いです。 これからナージャ、アニメ本編と同じく、運命に翻弄されます。 Novel&Message by 千菊丸さん |