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ナージャ達がブリュッセルで最後の公演を行っている間、フランシスは公演を最後まで見ていた。 公演が終わり、ナージャの元に行こうとしたとき、フランシスの前にメリーアンが立ちふさがった。 「あなたに、お話があるの。」 そう言うとメリーアンはフランシスの腕を引っ張り、近くのホテルのカフェへと連れて行った。 「私、あなたのこと、好きです。」 メリーアンはフランシスに告白した。 フランシスはコーヒーを一口飲むと、眉をひそめた。 「僕は、君とは妹としか見ていない。申し訳ないけれど、君の想いには応えられない。」 「あなた、ナージャが好きなのね?」 メリーアンはフランシスを睨んだ。 「そうだ。僕はナージャが好きだ。あの子といると心が安らぐ。」 メリーアンの美しい顔がひきつった。 「そう・・わかったわ。ナージャのところに行ってくださいな。」 彼女はバッグをつかむとカフェを出た。 メリーアンは泣きながら路地を歩いていた。 (フランシス、私はあなたの恋人ではないのね。私はいつまでも妹なのね・・) もうフランシスの心はナージャのもの・・。 フッと、メリーアンは笑った。 ふと路地を見やると、フランシスとナージャが歩いていた。 楽しそうに会話をする2人。 メリーアンの心に、激しい愛憎の渦が巻き起こった。 2人の姿を路地裏から覗き、メリーアンは1人ほくそ笑んだ。 「めちゃめちゃにしてあげるわ・・」 私を振ったフランシスを許すわけにはいかない。 「粉々に2人の仲を叩きつぶして、息の根を止めてあげてよ、2人とも・・」 ブリュッセルの路地に、不気味な笑い声が響いた。 フランシスに告白するが振られ、ナージャとフランシスの仲を引き裂こうとするメリーアン。 メリーアンの暴走が、今、始まる。 ストーカー女・メリーアン誕生。 ファンの皆様すいません。 Novel&Message by 千菊丸さん |