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第17話:葬列 土御門家はスウリヤの喪に服していた。 スウリヤは息子に絶縁を言い渡され、懐剣で自害したのだ。 有仁が首筋を血まみれにして床を這うスウリヤを見つけた。 「一体どうしたんだ?」 有仁の問いにはスウリヤは答えず、床を這うばかりだった。 スウリヤはやっとのところで庭に降り、白い塀に最後の力を振り絞って血文字を書いた。 『一生お前を呪ってやる』 それは有匡にむけてのものであったのか、火月のものであったのかは、本人以外わからない。 血文字は後世になっても消えることなく、白い塀にまがまがしく残っている。 火月はスウリヤが自害したことを知り、気絶しそうになった。 と同時に、鋭い憎しみの籠もった視線を感じた。 だが有匡が来ると、その視線は消え失せた。 (お義母様・・) スウリヤは死んでもなお、火月を憎んでいるのだ。 火月は3人目の子を宿した。 妊娠中、幾度か流産の危機に瀕した。 スウリヤの呪いだと、火月は思った。 元気な男の子が産まれたが、その子は何度か大病を患った。 火月は麗景殿でも土御門家でもスウリヤの影におびえる毎日を送った。 今回は怪談です。 死んでもなお、火月を憎み続けるスウリヤ。 人の憎しみ、怨みは人が死んでも続く。 過去を忘れず、怨み続けても意味ないと思うんですが・・。 執念深いと、幸せが逃げていっちゃうし、過去をいつまでも引きずっていても意味と思う。 人を怨むには、色々な事情があると思うけど、人を怨んで生きる人生は意味ないと思う。 1度限りの人生。 人を怨むことより、それより何千倍、何万倍も楽しいことを見つけよう。 ・・生意気なこと言って、すいません。 |