PURE

第五幕
『炎の涙』

第一章
第7話


作:千菊丸さん
エリザベスの葬儀が終わり、エドは書斎で原稿を書いていた。だが書き進める内、疲れと眠気が一気に彼を襲った。
エドはいままで見たこともない光景が目の前に広がっているのに、戸惑っていた。
(ここはどこなんだ?)
歩いてゆくと、彼の前の前に男が現れた。
変な格好をしていて、艶やかな黒髪を背中まで垂らしている。
(どこかで会ったような気が・・)
エドがそう思った時、男が振り向いた。
(ボリニュイ・・!)
男はおそらくボリニュイに似ていた。
切れ長の目。
男は誰かを探しているようだった。
(なんでボリニュイはここに・・)
エドは訳が分からぬまま、そこに立ちつくしていた。
その時、男と目があった。
『・・、そこにいたのか。』
男はエドに微笑んで、その唇をエドの唇に寄せようとした。
(わーっ、ちょっと待てっ!)
エドは階段から足を踏み外し、まっさかさまに落ちていった。
夢は、そこで終わった。
「なんだったんだ、一体・・」
その頃ボリニュイも、エドと同じ夢を見ていた。
「一体あの夢の意味は・・」
ボリニュイはベッドから出て、鏡の前に立ってシャツを脱いだ。
彼の背中には、大きな槍傷があった。









遠い昔の記憶が夢に。
ボリニュイが有匡さんの生まれ変わりで、エドが火月ちゃんの生まれ変わりです。

Novel&Message by 千菊丸さん


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