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ナタリーは、カトリーヌに呪いにかかった。
(あんな小娘に、アンドリューをとられてなるものですか!) 案の定、その夜カトリーヌは苦しみだした。 「カトリーヌ、どうしたっ!」 異変に気づいたアリーが、カトリーヌを医者へと連れて行った。 だが原因がわからず、治しようがない。 「しょうがねぇ、クラーク神父のところへ。」 クラーク神父は、白魔術の使い手としても知られる、この町で信頼の厚い神父だ。 クラーク神父はカトリーヌを見るなり、一言言った。 「この子には黒魔術ののろいがかかっておる。」 神父はぶつぶつと神への祈りを唱えた。 するとカトリーヌの体が激しくけいれんした。 「負けるものか!」 ナタリーはカトリーヌに巨大な呪いをかけた。 神父は呪いの力で床に跳ね飛ばされた。 「神父様っ!」 アリーは神父に駆け寄った。 「私は大丈夫だ・・だが彼女は巨大な呪いをかけられている。」 カトリーヌはアリーの腕の中で眠っていた。 「これからはこの子に充分な休みを与えなさい。それとこれを。」 神父はそう言うと、アリーにロザリオを渡した。 「神がこの子を守ってくださる。」 (まだまだよ。) ナタリーはゆっくりと、「呪いの間」から出た。 「ナタリー様、オクタビアン様がお見えです。」 「そう。」 オクタビアン=レストローイネは、ナタリーの恋人だ。 ナタリーはオクタビアンを厚かましく思っていた。 オクタビアンがしつこくナタリーに迫ってきたので、仕方なしに付き合っているだけだった。 「オクタビアン、何かご用?」 ナタリーがぞんざいな口調で言うと、オクタビアンは微笑んだ。 「ナタリー、君妊娠してるんだって?」 「それがどうかしたの?」 ナタリーはオクタビアンの子を妊娠していた。 オクタビアンはモジモジとしていた。 「ナタリー、僕たち結婚しないかい?」 「何言うの。私は産まないわ。」 そう言うと、ナタリーはオクタビアンに背を向けて歩き出した。 クレアは夫の寝室に忍び寄った。 ドアを開けると、アンドリューは安らかな寝息を立てていた。 クレアは夜着を脱ぎ、アンドリューの夜着を脱がした。そして夫の体にまたがった。 肌寒さに目を覚ましたアンドリューは、クレアが全裸で腰で振っているのを見た。 「何してる、やめろっ!」 「いいじゃない、夫婦なんだから!」 クレアは腰を振り続けた。 アンドリューは常軌を逸したクレアの姿に、ただ黙ってるしかなかった。 ナタリーから呪いをかけられたカトリーヌは、翌日から仕事を休み、静養に入った。 ある日、クレアから呼び出されたカトリーヌは、胸騒ぎを覚えながらローズワース邸へと向かった。 Novel&Message by 千菊丸さん |