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「あっ、あぁ・・」 倉庫の中では、マリアと神父のジョンが愛し合っていた。 カトリーヌは倉庫の前から離れた。 しばらくのショックで足が動かなかった。 男女の営みをまのあたりにしてしまった。 カトリーヌはその夜一睡もできなかった。 翌朝、アンドリューがやって来た。 「これは旦那、いつもごひいきに。」 愛想を振りまくルーシーとマリアを無視して、アンドリューはカトリーヌの手をつかんだ。 「しばらくこの子を預かるが、かまわないな?」 呆気にとられたルーシーとマリアを置いて、アンドリューはカトリーヌを馬に乗せて走り去っていった。 「どこへ?」 「目を閉じて。」 アンドリューはカトリーヌの手をひいて歩いた。 「もう、いいよ。」 カトリーヌが目を開けると、そこには澄んだ青色の泉が森に囲まれた、美しいところだった。 「綺麗・・」 「気に入ったかい?」 アンドリューはそう言って微笑んだ。 「ここは、昔から私のお気に入りの場所なんだよ。」 カトリーヌはアンドリューの頬にキスした。 「ありがとう、こんな所に案内してくださって。」 「いいんだ。」 アンドリューとカトリーヌは、日が暮れるまでそこにいた。 「もう、帰らなくては・・」 カトリーヌがそう言って立ち上がろうとすると、アンドリューがその腕をつかんだ。 「カトリーヌ、君を抱きたい。」 カトリーヌは目を丸くした。 「そんな、1日しか会っていないのに・・」 「私は君となら、幸せになれるような気がする。」 そう言ってアンドリューはカトリーヌの唇をふさいだ。 「アンドリュー様・・」 アンドリューはカトリーヌの服をゆっくりと脱がした。 「大丈夫、優しくするから・・」 仄かな月明かりのした、アンドリューとカトリーヌは結ばれた。絶頂を迎えるとき、アンドリューはカトリーヌを強く抱きしめた。 「カトリーヌ・・」 カトリーヌが水浴びをしていると、アンドリューが後ろから彼女を抱きしめた。 「アンドリュー様、私、なんてことを・・」 そう言うと、カトリーヌは肩を震わせた。 「きっと私達、罰を受けます。」 アンドリューはカトリーヌは微笑んだ。 「罰なら何度でも受けるさ、お前のためなら。」 「一体どこ行っちまったんだろうねぇ。」 「いいじゃないか、たまにはあいつを休ませてやれよ。」 そう言ってアリーはワインを飲んだ。 「さてと、俺はそろそろ寝るとしよう。」 アンドリューは、隣で眠るカトリーヌの髪を撫でた。 その時風が吹き、カトリーヌの前髪を揺らした。 カトリーヌの額には、奇妙な目の入れ墨があった。 Novel&Message by 千菊丸さん |