PURE

第三幕
『嵐』

第6話


作:千菊丸さん
「あっ、あぁ・・」
倉庫の中では、マリアと神父のジョンが愛し合っていた。
カトリーヌは倉庫の前から離れた。
しばらくのショックで足が動かなかった。
男女の営みをまのあたりにしてしまった。

カトリーヌはその夜一睡もできなかった。
翌朝、アンドリューがやって来た。
「これは旦那、いつもごひいきに。」
愛想を振りまくルーシーとマリアを無視して、アンドリューはカトリーヌの手をつかんだ。
「しばらくこの子を預かるが、かまわないな?」
呆気にとられたルーシーとマリアを置いて、アンドリューはカトリーヌを馬に乗せて走り去っていった。
「どこへ?」
「目を閉じて。」
アンドリューはカトリーヌの手をひいて歩いた。
「もう、いいよ。」
カトリーヌが目を開けると、そこには澄んだ青色の泉が森に囲まれた、美しいところだった。
「綺麗・・」
「気に入ったかい?」
アンドリューはそう言って微笑んだ。
「ここは、昔から私のお気に入りの場所なんだよ。」
カトリーヌはアンドリューの頬にキスした。
「ありがとう、こんな所に案内してくださって。」
「いいんだ。」
アンドリューとカトリーヌは、日が暮れるまでそこにいた。

「もう、帰らなくては・・」
カトリーヌがそう言って立ち上がろうとすると、アンドリューがその腕をつかんだ。
「カトリーヌ、君を抱きたい。」
カトリーヌは目を丸くした。
「そんな、1日しか会っていないのに・・」
「私は君となら、幸せになれるような気がする。」
そう言ってアンドリューはカトリーヌの唇をふさいだ。
「アンドリュー様・・」
アンドリューはカトリーヌの服をゆっくりと脱がした。
「大丈夫、優しくするから・・」
仄かな月明かりのした、アンドリューとカトリーヌは結ばれた。絶頂を迎えるとき、アンドリューはカトリーヌを強く抱きしめた。

「カトリーヌ・・」
カトリーヌが水浴びをしていると、アンドリューが後ろから彼女を抱きしめた。
「アンドリュー様、私、なんてことを・・」
そう言うと、カトリーヌは肩を震わせた。
「きっと私達、罰を受けます。」
アンドリューはカトリーヌは微笑んだ。
「罰なら何度でも受けるさ、お前のためなら。」
「一体どこ行っちまったんだろうねぇ。」
「いいじゃないか、たまにはあいつを休ませてやれよ。」
そう言ってアリーはワインを飲んだ。
「さてと、俺はそろそろ寝るとしよう。」

アンドリューは、隣で眠るカトリーヌの髪を撫でた。
その時風が吹き、カトリーヌの前髪を揺らした。
カトリーヌの額には、奇妙な目の入れ墨があった。










Novel&Message by 千菊丸さん


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