PURE

第二幕
『波乱』

第14話


作:千菊丸さん
ルイーゼがモンテリオの部屋のドアをノックしたが返事がない。
嫌な予感がして、ドアを開けると。

そこには、息絶えたモンテリオが椅子に座っていた。

ルイーゼの悲鳴が、ドルヴィエ邸に鳴り響いた。

「なに?!どうしたのっ?!」
彼女の悲鳴を聞きつけてコリーヌ達がやってきた。
「旦那様が・・」
タルミーナは、モンテリオの遺体を見た。首を絞めた跡がある。
「ここに誰か入った人は?」
「いいえ、誰も。ずっと1人でした。」
「じゃぁ誰が・・」
マリーは床に落ちていた扇子を拾った。
「これは、お嬢様が愛用されていた・・」
「モンテリオ!」
ソフィアは変わり果てたモンテリオの姿に悲鳴をあげた。
「ソフィア様・・」
ソフィアは扇子を見た。
「ガブリエルが、私の夫をっ!」
「ソフィア様、ガブリエル様は先ほど舞踏会へお行きになりました。」
「いいえ、あの忌み子がやったのよ!」
ソフィアは兵士にガブリエルに殺すようにと命じた。
「モンテリオ、あなたの仇は、この私が取ってあげてよ・・」

「ルシファー!」
ガブリエルはルシフェルに駆け寄ろうとしたが、リリアンが飛びかかってきた。
「死ねぇ!」
リリアンはガブリエルの左胸に刃を突き立てようとしたが、彼女の口から血が噴き出た。
「お姉様・・いや兄上、ご無事でしたか。」
「ニコルっ!」
リリアンが床にどうと倒れた。人々は悲鳴をあげた。
ルシフェルは死にかけていた。
「ガブリエル、どこだ?」
「私はここよ、ルシファー。」
ガブリエルはそう言ってルシフェルの手を握った。
「愛・・し・・て・・る・・よ・・い・・つ・・ま・・で・・も・・」
そう言ってルシフェルはガブリエルの腕の中で息絶えた。
「嫌・・ルシファーは死んでない!」
額がポウっと、赤い光を放った。

彼は死んでいない。
これは夢だ。

「死んでない・・ルシファーが死んだなんて嘘よぉー!」

王宮の上空に暗雲が立ちこめ始めた。









大変ご無沙汰しております。
最近連載を数本抱えておりまして、「PURE」まで手が回らなくなり、続きを書くのが遅れてしまいました。
本当に申し訳ないです。

Novel&Message by 千菊丸さん


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