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王宮舞踏会は、人でにぎわっていた。 ガブリエルは始めての宮廷に緊張して手が震えた。 ルシフェルがその手を握った。 「大丈夫、何も心配することはないよ。」 「ええ。」 ガブリエルは、ルシフェルのエスコートで社交界デビューするために、王宮へと入っていった。 ガブリエルとルシフェルが王宮の中へと入っていった。 ガブリエルとルシフェルが王宮の中へと消えた後、馬車が1台止まり、中からアレストロピウスとカリンが出てきた。 「ジャスミン、黄身の美しさを見せつけてやろう。」 「ええ。」 ルイは始めての舞踏会に興奮していた。 既に何人かの女とダンスを踊った。 ルイの美貌は、名門貴族の娘達を騒がした。 (ここでなら、自分の望みが叶う。) ガブリエルを必ず手に入れる。 リリアン=ベッツラは、男達の視線を集めていた。 肉感的な彼女の肉体は、男達の目を奪う。 (今夜は私のものよ。) ガブリエルが来なければ、視線は全て私に注がれる。 リリアンは今、全ての物に満足していた。 自分を取り囲む全ての物に。 だがその喜びは、一瞬にして打ち砕かれた。 「ルシフェル様とガブリエル様よ。」 声がする方を見ると、ルシフェルにエスコートされたガブリエルが、広間に入ってくるところだった。 ガブリエルは真珠色のドレスを着て、胸元にはルビーのロザリオ、みだり耳にはルビーの耳飾りをつけていた。金色の髪は高く結ってあり、真珠がところどころに散りばめられてある。 「いつ見ても美しいな。」 「まるで天使のようだ。」 男達の視線はリリアンからガブリエルへと移っていた。 リリアンは、惨めな思いだった。 ガブリエルにはかなわない。 彼女が現れると、自分は添え物扱いされる。 ルシフェルはガブリエルに何か言った。 ガブリエルはルシフェルに向かって微笑んだ。 その時、リリアンの心に憎しみの嵐が巻き起こった。 「あら、ガブリエル様がもう1人・・」 声がしてガブリエルが振り向くと、そこにはアレストロピウスにエスコートされたカリンが立っいた。 「ガブリエル・・」 「お父様・・」 10年ぶりに、父と子は再会を果たしたのだ。 リリアンは隠し持っていたナイフを取り出し、ガブリエルに近づいていった。 ルイはゆっくりと刃をルシフェルの胸に突き刺した。 「ルシファー!」 床に倒れるルシフェルに、ガブリエルは駆け寄ろうとした。 父と子、10年ぶりの再会です。 王宮舞踏会の描写が適当ですいません。 でもルシファーが大変なことに・・。 なんだか感動的な再会の後に、悲劇なんて・・。 Novel&Message by 千菊丸さん |