PURE

第六幕
『障害』

第28話


作:千菊丸さん
百合は、火月を睨んだ。
「あなたは・・私の夫を盗んだ!」
百合はそう言って、火月の髪を掴んで殴り飛ばした。
結っていた髪が乱れ、ダイヤのかんざしが畳の上に落ちた。

「あなたを殺す!」
百合はそう言って、バッグの中から拳銃を取り出した。
「あんたさえいなければ・・あたしの人生は・・」
百合はそう言って火月にねらいをつける。
「やめろ!」
火月が目を閉じたとき、有匡が入ってきた。
「あなた、邪魔しないでよ!」
百合はそう言って有匡をにらんだ。
「百合、私はお前を愛していない。私はいままでお前にお前に嘘を付いていた。」
「これが嘘、嘘なのよ!」
百合の言葉に、有匡は首を振った。
「嘘は、いままでの私たちの方だ。」
百合は畳にへたり込んだ。

「行こう。」
「へえ。」
「・・ハハ、ハハハ・・」










Novel&Message by 千菊丸さん


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