PURE

第六幕
『障害』

第26話


作:千菊丸さん
百合はホテルのバーで浴びるように酒を飲んでいた。
(私はいままで、あの人の何だったのかしら・・私は一体、どうすれば・・)
百合の脳裏に、火月の顔が浮かんだ。
(許さないわ・・ただじゃおかないわよ、あの女!)
百合は、火月を殺そうと決めた。

「あなたは、誰?」
有匡はそう言って、女を見た。
『私はアンヌ。あなたの前世であった女。』
「前世? どういうことだ?」
『あなたとあの子は、時を越えて何度も愛し合ってきた。そして今度は・・悲劇を繰り返さないために。』
「悲劇?」
『ええ。あなたの奥さんは、あの子を殺そうとしているわ。あなたがあの子を・・』

不快な目覚ましの音で、有匡は目を覚ました。
「一体、あの夢は・・」
TVをつけると、自分と火月の顔写真が映り、その下には、『財閥の御曹司、妻を捨て、15才歳の舞妓と熱愛!?』
というテロップが流れていた。

その頃、東京では、百合が火月をどうやって殺そうかと考えていた。
(そうだわ・・いい手がある。)










Novel&Message by 千菊丸さん


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