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翌日、火月は重い足取りで組合長の所へ行った。
「こんにちわぁ。」 「よう来はったな、ここに座りなはれ。」 「へえ。」 火月はそう言って椅子に腰を掛けた。 「あんたのことやけどな・・あんたにはしばらく、謹慎してもらうことになったえ。」 「それ・・ほんまどすか?」 火月は自分の足元が崩れていくような気がした。 これから頑張ろうと思っていたのに・・。 火月の目から涙が流れ落ちる。 置屋に帰ると、火月は玄関でへたり込んだ。 (うちは・・だめや舞妓や・・) 「おねえはん、どないしはったんどす?」 仕込みの奈美ちゃんが、そう言って火月の顔を心配そうにのぞき込む。 火月は慌てて立ち上がった。 「大丈夫え、ちょっと気分悪なっただけやから。」 「そうどすか、ではうちはこれで。」 火月は自分の部屋に入って、深いため息を付いた。 その頃、有匡のマンションでは、有匡と百合が向かい合って座っていた。 新キャラがまた登場しました。 仕込みの奈美ちゃんです。 奈美ちゃんは舞妓に憧れて来ました。 働き者で、火月ちゃんのことを「おねえさん」と慕ってます。 火月ちゃん、謹慎処分を受けました。 これから舞妓として頑張ろうと思っていたのに・・ショックですよね、本人にとっては。 Novel&Message by 千菊丸さん |