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「あなた、いままで私をコケにしてくれたわね!」
百合はそう言って有匡の頬を拳で殴った。 「なんだ、いきなり・・」 「私があの女のこと、知らないとでも思ってるの?」 百合はそう言って自分の部屋からノートパソコンを持ってきて、火月のブログを有匡に見せた。 「あなた、私の誕生日にあの子の店出しを祝いに京都へ行ってたのね? 私よりもあの女の方を優先して、私をコケにしたのね!」 そして百合は画面をスクロールさせ、ある記事を有匡に見せた。 「あの女にプレゼントまでやって・・しかもこれ、前から私が欲しいと思っていたやつじゃないの!」 百合は、そう言って有匡を睨んだ。その目には涙が溜まっていた。 「私はあなたの妻よ! 私はあなたを愛しているのに、あなたは私のことをなんとも思ってないの!」 「・・私は、お前のことなど愛していない。」 「そんな・・嘘よね、嘘でしょう!?」 「嘘じゃない。」 有匡はそう言って自分の部屋へと向かい、スーツケースをクローゼットの奥から引っ張り出して、荷物をまとめ始めた。 百合の怒りの鉄拳が有匡に。 有匡は百合を捨てる。 なんだか百合が可哀想に思えてきます。 Novel&Message by 千菊丸さん |