PURE

第六幕
『障害』

第14話


作:千菊丸さん
「あなた、いままで私をコケにしてくれたわね!」
百合はそう言って有匡の頬を拳で殴った。
「なんだ、いきなり・・」
「私があの女のこと、知らないとでも思ってるの?」
百合はそう言って自分の部屋からノートパソコンを持ってきて、火月のブログを有匡に見せた。
「あなた、私の誕生日にあの子の店出しを祝いに京都へ行ってたのね? 私よりもあの女の方を優先して、私をコケにしたのね!」
そして百合は画面をスクロールさせ、ある記事を有匡に見せた。
「あの女にプレゼントまでやって・・しかもこれ、前から私が欲しいと思っていたやつじゃないの!」
百合は、そう言って有匡を睨んだ。その目には涙が溜まっていた。
「私はあなたの妻よ! 私はあなたを愛しているのに、あなたは私のことをなんとも思ってないの!」
「・・私は、お前のことなど愛していない。」
「そんな・・嘘よね、嘘でしょう!?」
「嘘じゃない。」

有匡はそう言って自分の部屋へと向かい、スーツケースをクローゼットの奥から引っ張り出して、荷物をまとめ始めた。









百合の怒りの鉄拳が有匡に。
有匡は百合を捨てる。
なんだか百合が可哀想に思えてきます。

Novel&Message by 千菊丸さん


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