PURE

第六幕
『障害』

第12話


作:千菊丸さん
火月は信じられないといった表情で美咲を見た。
美咲は有匡の隣に座った。
「有匡はん、たまにはうちも構っておくれやす。」
「ああ・・」
美咲にしつこくつきまとわれていた有匡は、彼女のことが苦手だ。
「火月ちゃん、次のお座敷のまで時間ないえ?」
美咲はそう言って意地の悪い笑みを浮かべた。
「ほな、有匡はん、今日はこれで帰りますさかい・・」
「久しぶりに会えたというのに、残念だな。」
有匡はそう言って火月の手を握った。
「また会おう。」
「へえ。」

火月が去った後、美咲はトイレに行くと言い、花かごの中から携帯電話を取り出し、百合にかけた。

『もしもし?』
「美咲どす。」
『主人と親しくしている女はわかった?』
「へえ。うちの同期で、火月いう舞妓どす。」
『情報ありがとう。今度そちらに遊びに行くわね。』

美咲はそう言って、携帯を閉じた。









美咲ちゃん、百合とひそかに繋がりが。
百合も美咲ちゃんも腹黒いので、火月ちゃんと何とかつぶそうとしています。
特に美咲ちゃんは、火月ちゃんのこと嫌いなので。

Novel&Message by 千菊丸さん


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