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火月は信じられないといった表情で美咲を見た。
美咲は有匡の隣に座った。 「有匡はん、たまにはうちも構っておくれやす。」 「ああ・・」 美咲にしつこくつきまとわれていた有匡は、彼女のことが苦手だ。 「火月ちゃん、次のお座敷のまで時間ないえ?」 美咲はそう言って意地の悪い笑みを浮かべた。 「ほな、有匡はん、今日はこれで帰りますさかい・・」 「久しぶりに会えたというのに、残念だな。」 有匡はそう言って火月の手を握った。 「また会おう。」 「へえ。」 火月が去った後、美咲はトイレに行くと言い、花かごの中から携帯電話を取り出し、百合にかけた。 『もしもし?』 「美咲どす。」 『主人と親しくしている女はわかった?』 「へえ。うちの同期で、火月いう舞妓どす。」 『情報ありがとう。今度そちらに遊びに行くわね。』 美咲はそう言って、携帯を閉じた。 美咲ちゃん、百合とひそかに繋がりが。 百合も美咲ちゃんも腹黒いので、火月ちゃんと何とかつぶそうとしています。 特に美咲ちゃんは、火月ちゃんのこと嫌いなので。 Novel&Message by 千菊丸さん |