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有匡が朝起きてリビングに行くと、そこには不機嫌そうな顔をした百合がテレビを見ていた。
「飯は?」 「冷蔵庫の中よ。」 「そうか。」 「あなた、昨日私の誕生日だってこと、忘れてたの?」 「ああ。仕事が忙しくてな。埋め合わせは、今度するから。」 「出かけてくるわ。」 百合はそう言ってリビングを出て行った。 有匡は冷蔵庫から朝食を取り出し、テレビを見ながら食べ始めた。 画面には、「祇園に15歳の舞妓、誕生」とあり、インタビューに答えている火月がいた。 『舞妓になって1番の目標はなんですか?』 リポーターの質問に、火月はハキハキと答える。 『そうどすね、舞妓となったからには、一流目指して頑張ります。』 有匡は、画面に映っている火月に向かって思わず微笑んだ。 (次会えるのは、2週間後か・・) 有匡は、火月に会える日付を丸で囲んだ。 有匡さんは火月ちゃんに夢中です。 百合はないがしろにされて怒っていますが。 火月ちゃんに会える日にカレンダーに丸をつけた有匡さんですが、それを見た百合さんが・・。 Novel&Message by 千菊丸さん |