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1918年8月、イギリス・ロンドン レイチェルは1人、自宅で原稿を書いていた。 60近い体は、あちこちで悲鳴をあげているが、彼女は書くことをやめなかった。 何故なら、この戦争の愚かさを小説として世に広めたいからだ。 数日前、レイチェルはウィリーとエドが負傷したという知らせを受け、2人が収容されている病院へと駆けつけた。 そこで見た光景に、レイチェルは目を疑った。 手足のない者、気が狂った者。 病院には戦争で傷ついた兵士であふれかえっていた。 (これが戦争なの?!) レイチェルは病院で見た光景にショックを受けた。 幸い、ウィリーとエドは無事だった。 だがウィリーは、レイチェルが呼びかけても反応しなかった。 家に帰っても、ウィリーは時折遠くを眺めていたかと思うと、奇声をあげて暴れたりした。 これは何かおかしいーレイチェルは、ウィリーを精神科医に見せた。 ウィリーは戦争によって、精神を病んでいた。 「恐らく戦場で色々なものを見たんでしょう。その結果、彼の精神は耐えきれずに崩壊していったんでしょう。」 40を過ぎた医者は更に、ウィリーは回復しないだろうと言った。 「父さん・・」 変わり果てた父の姿に、エドは涙した。 エドは爆撃の衝撃で脊髄を激しく損傷し、下半身不随となっていた。 1918年11月。 ドイツが降伏し、第一次世界大戦は終結した。 だが、喪った命はあまりにも多かった。 第一次世界大戦については少ししか書いていませんでしたが、この戦争によって多くの人命が奪われてしまったことは事実です。 そして、この戦争によって大量破壊・殺戮を目的とする兵器が開発されました。 戦争は、残酷で愚かです。 Novel&Message by 千菊丸さん |