PURE

第五幕
『炎の涙』

第一章
第17話


作:千菊丸さん
1914年8月31日、フランス・パリ。

エドとウィリーは、ボリニュイ邸に滞在していた。
パリの街は戦争が始まって間もないというのに、戦争前と変わらない生活をパリ市民は送っている。
「・・戦争中なのに、こんなにのどかでいいのかなあ?」
「別にいいじゃないか、僕は君といられることが嬉しいよv」
ボリニュイはそう言ってエドに抱きつこうとしたが、エドはそれをかわした。
「つれないねぇ。僕は君と仲良くしたいだけなのに。」
「お前となんか、仲良くなりたくないわっ!」
「いいよ、なんだかんだ言って君は僕のこと好きなんだろ?」
「一生言ってろ、このホモ軍人!」
「2人とも、痴話喧嘩はそれくらいにして、片付けを手伝ってくれないかな?」
ウィリーはそう言って笑いながら食器を片付け始めた。
「父さん、こいつの口塞いでよ!」
「僕が黙れば、ムードメーカーの役目が果たせないじゃないか。」
「お前はただうるさいだけだよっ!」
その時、執事のアンドレが慌てた様子で部屋に入ってきた。
「だ、旦那様・・」
「どうしたんだい、アンドレ?」
アンドレは主人に1枚の紙を渡した。
「・・冗談を言っている暇はないな、これからは。」









書いてみました、エドとボリニュイの痴話喧嘩。
ラストでボリニュイが受け取ったのは、召集令状です。

Novel&Message by 千菊丸さん


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