陰陽師・土御門有輝

第5話:陰謀


作:千菊丸さん
鎌倉の中心部にある高級な宿に、浜辺で有輝達に殴られた少年達がいた。
彼は土御門家のこどもたちだった。
3人の名は、康明(やすあきら)、智靖(ともやす)、哉友(なりとも)という。
彼らは、土御門泰成の次男・倫成(ともなり)の取り巻きである。
「あいつら、やっぱり化け物の子だぜ。」
「あんなに殴るんだから。」
「罪人の子は乱暴だな。」
3人の話を、倫成は黙って聞いていた。
「ふぅん、罪人は山の中に住んで、土御門家を滅ぼそうとしてるんだ・・」
「それは本当か?倫成!」
息子の話を立ち聞きしていた泰成が叫んだ。
「父上、嘘を言うわけがないじゃないか。あいつは一族に災いをもたらしたんでしょ?」
倫成は笑みを浮かべながら言った。
「有匡め・・あの疫病神が!」









浜辺で有輝達にからんだ少年達は、土御門家のこどもたちで、有匡の義兄・泰成の子・倫成の取り巻きだった。
泰成さんは有匡さんに対していい感情を抱いてません。それは、彼の父・有仁が一族に災いをもたらし、有匡が内裏を炎上させたあげく、倒幕計画を幕府に漏らしたことにより、一族を没落の憂き目に遭わせたから。
それとは別に、自分より抜き出ている有匡の能力に、嫉妬しているからでしょうね。

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