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鎌倉の中心部にある高級な宿に、浜辺で有輝達に殴られた少年達がいた。 彼は土御門家のこどもたちだった。 3人の名は、康明(やすあきら)、智靖(ともやす)、哉友(なりとも)という。 彼らは、土御門泰成の次男・倫成(ともなり)の取り巻きである。 「あいつら、やっぱり化け物の子だぜ。」 「あんなに殴るんだから。」 「罪人の子は乱暴だな。」 3人の話を、倫成は黙って聞いていた。 「ふぅん、罪人は山の中に住んで、土御門家を滅ぼそうとしてるんだ・・」 「それは本当か?倫成!」 息子の話を立ち聞きしていた泰成が叫んだ。 「父上、嘘を言うわけがないじゃないか。あいつは一族に災いをもたらしたんでしょ?」 倫成は笑みを浮かべながら言った。 「有匡め・・あの疫病神が!」 浜辺で有輝達にからんだ少年達は、土御門家のこどもたちで、有匡の義兄・泰成の子・倫成の取り巻きだった。 泰成さんは有匡さんに対していい感情を抱いてません。それは、彼の父・有仁が一族に災いをもたらし、有匡が内裏を炎上させたあげく、倒幕計画を幕府に漏らしたことにより、一族を没落の憂き目に遭わせたから。 それとは別に、自分より抜き出ている有匡の能力に、嫉妬しているからでしょうね。 |