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有輝は鄙びた漁村で朝から晩まで過酷な労働をかせられていた。 ここに来るまでに家族と別れ、「第2の父」だった雅和を失い、半ば放心状態で有輝はここにたどり着いた。 京に戻りたい。 戻って雅和の無念を晴らしたい。 そう思っていても、有輝は漁村から出られない。 有輝がこの漁村に来て3ヶ月。 過酷な労働により、謀反の罪で流された者達は死んでいった。 安い賃金で雇われ、粗末な食事を与えられた。 (こんな生活、いつまで続くのだろう・・・) 有輝は、有匡のことを想った。 そして父を失った親友のことも。 (狼英、ごめんな。) 京に帰りたい。 有輝は京のある方向を見た。 そこには満月が昇っていた。 有輝君、伊豆の漁村で辛い日々を送る。 彼が京に戻る日は来るのでしょうか。 玉響さんは、有匡さんたちと対立せざるおえない立場に立ってしまいました。 文観は、平家のように隆盛を極め、一気に没落してゆくのでしょうか。 Novel&Message by 千菊丸さん |