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琥龍は、焼けこげた土御門邸を見て、呆然とした。 有匡から知らせがあった時、琥龍は爆睡していた。 急いで駆けつけてみたら、邸は燃えていた。 (火月はどこだ?まだ遠くに行っていないかもしれねぇ・・) 琥龍は、幼なじみの名を叫びながら、暗い森の中を駆けていった。 森の開けた処に、見覚えがある単衣が見えた。 火月が好んで着ていたものだ。 嫌な予感がした。 「火月・・」 幼なじみは、胸に数本の矢を受け、静かに横たわっていた。 琥龍は火月の変わり果てた姿を見て、手負いの獣のような叫び声をあげた。 (ちくしょう、俺が早く行っていれば、火月は助かったかもしれねぇ・・) 琥龍は、自分に対してわき上がる怒りを、どこにぶつければいいのかわからなかった。 琥龍が登場しました。火月ちゃんにベタぼれの彼にとって、火月ちゃんの死はショックでしょうね。 彼は、自分を責めながら生きるんでしょうか。 今度は、禍蛇も出そうと思っています。 |