| 土御門有匡(つちみかど ありまさ) | 人間の父と、妖狐の母との間に生まれた陰陽師。自分の血を呪い、人に利用されてきたので、人嫌いとなったが、幼い頃、唯一彼が心を許した猫「紅玉」こと火月に再会し、火月を深く愛するようになる。子ども達には優しく、厳しくもある。だが、子ども達の幸せを、誰よりも強く願っている。 |
| 火月(かげつ) | 有匡の妻で、有輝達の母。唐の野猫族・紅牙族の未分化であったが、念願のメスとなり、子ども達との幸せな生活を手に入れる。幼い頃、有匡に出会い、彼の孤独を共有する。 有匡のことを深く愛しており、有匡を陰ながら支える縁の下的存在。だが、足利の兵の矢を胸に受け、命を落とす。 |
| 土御門有輝(つちみかど ゆうき) | 有匡と火月の長男。父・有匡には幼い頃から厳しく育てられたせいか、有匡とは距離を置くようになる。だが父の辛い過去を知り、父を次第に理解するようになる。責任感が強く、1人で頑張りすぎるところがあり、無理をし過ぎることがある。 |
| 華月(かげつ) | 有匡と火月の長女で、1人娘。いつも家族のことを案じている。有輝の心強い理解者。 |
| 匡喜(まさき) | 有匡と火月の次男で、3人兄妹の末っ子。甘えん坊で、いつも誰かに頼っている。少しマザコンが入っている。 |
| 安倍雅和(あべのまさかず) | 有輝の師匠で、京では一番の陰陽師。有輝の才能を見抜き、サポートしていく。 |
| 玉響(たまゆら) | 雅和の妻で、かつて都を騒がした鬼族の末裔。自分と同じ境遇の有匡に深い同情を示している。有輝の理解者。 |
| 狼英(ろうえい) | 雅和と玉響の1人息子。有輝の親友で、良きライバル。人と鬼との混血として生まれ、両親の愛情を注がれながらも、孤独感に苛まれる。有輝の一番の理解者。 |
| 殊音文観(しゅおんもんかん) | 帝の元護持僧で、過去に有匡によって呪力を奪われたことがあり、有匡を激しく恨んでいる。有匡に復讐するため、有匡の妹・神官との間に息子をもうける。 |
| 琴弥(ことや) | 文観と神官の息子。両親にないがしろにされ、自分の存在に疑問を抱き、常に情緒不安定である。有輝に対して強い憧れと敵意を抱く。それは、祝福されて生まれてきた有輝への嫉妬なのかもしれない。 |
| 神官(シャマン) | 有匡の妹。文観の陰謀に巻き込まれ、琴弥を産むが、琴弥が幼い頃に彼の目の前で自害する。 |
| 土御門倫成(つちみかどともなり) | 有匡の義兄・泰成(やすなり)の息子で、有輝達の従兄弟。能力はないが、家柄を鼻にかけ、有輝達を一族の恥と罵る。文観父子に加担する。 |
| 土御門泰成(つちみかどやすなり) | 有匡の義兄。有匡を一族の厄介者と思い、有輝達を一族の恥と感じる。有匡に対して、嫉妬・恐怖心など、複雑な感情を抱いている。 |
| 土御門有仁(つちみかどありひと)故人 | 土御門家前当主で、元陰陽頭(おんみょうのかしら)。有匡の父であり、有輝達の祖父。妖狐と駆け落ちし、土御門家を追放され、追っ手によって殺害される。時折有匡の夢に現れては、彼の身を案じる。 |
| 土御門康成(つちみかどやすなり) | 倫成の兄。有輝に対して並ならぬ興味を抱いている。 |
| 康明(やすあきら)、智靖(ともやす)、哉友(なりとも) | 倫成の取り巻き。 |