夢想
〜 破壊された世界 〜


願い―責任を感じて

作:ナーヤさん

「あっちに行けば、会えるよ。」
 私はそういって、おくを指し示す。彼は素直に従った。
「扉の前で、会えるけど、一緒に行く事はできないから。来世でまた逢いたかったら、一緒に行かない 事。あなたのための扉も、あるのだから。」
 届くのかどうかわからないながらも、とりあえず、言葉だけはきちんとかける。幸せになって欲しいか ら。遠くで、うなずいたのがわかった。私はほっとする。
「後は、まかせるわ。あの二人を同じ世界の同じ時代に生かして欲しい。ノネクスタンス、ノネクスタン ト、お願いします。」
 見えない相手に、頭を下げて頼み込む。命令するのは、好きじゃないから。
「.........相変わらず、か。どうしてそこまで気にかける?」
 きつい口調は、ノネクスタントか。そして、私の目の前に、ティーセットが出てくる。
「少し、話をしていきませんか?」
 穏やかな口調のノネクスタンス。うーん、誘い自体は嬉しいんだけどな。
「ちょっと急いで会わなきゃいけない人がいるから。ごめんね。また今度。」
 本当に冗談じゃなく、急がなきゃいけないことを思い出し、私は頭を下げてから、消え去る。

「逃げたか。」
「別に逃げたわけじゃあないんじゃないですか。多分、最後の一つをしにいったんでしょう。」
「ならば、わかっているんだな。お前達は、この顛末を。」
「破壊神?何故ここに来た?」
「皆、同じ事をきく。挨拶に来ただけだ。」
「あなたが、挨拶にですか?」
「お前達の仕事を増やした。よろしく頼む。」
「本当に、挨拶だな。」
「それ以外の事をして欲しいか?」
「しているじゃあありませんか。」
「創造主の面倒を見ているな。」
「...しょうがないだろうが。」
「......逃げられましたね。」
「逃げられたな。」
「もうちょっと遊んでいってもいいのに.........仕方ないでしょう。仕事をしますか?」
「増やされたしな。」






Fin.

感想はナーヤさんまで。


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