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Part.55 懇親会(後編)Part1 彰子の誕生会が開かれた。 「誕生日おめでとう、彰子。」 弓月がそう言って彰子に微笑んだ。 彰子はバースデーケーキの上に立つ7本のろうそくを一気に吹き消した。 それからはみな楽しい一時を過ごした。 総司は美那子が酒を飲んでいないことを気がついた。 「美那子、どこか具合でも?」 すると美那子は照れくさそうに笑った。 「実はね・・」 美那子は、現在妊娠3ヶ月だということを発表した。 それを聞いた途端、彰子の瞳は輝いた。 お姉ちゃんになるんだ。 妹弟ができたことは、彰子にとって何よりの誕生日プレゼントだった。 そして4月ー 彰子は念願の小学1年生になる。 父と母と3人で、小学校の校門をくぐった。 彰子の背には、ピカピカのランドセルが輝いていた。 |