Desire

作:千菊丸さん



Part.24―第9の戦い―Kanariya

その夜、弓月から電話があった。
「12時に、公園で待ってるぜ。」
彼はそう言った。美那子は公園へ向かった。
そこには、弓月の姿はなかった。
代わりに、ガルシアがいた。
「あんた、一体何者?」
「聞こえるわ・・恐怖の叫びが・・」
「答えなさい!」
美那子はガルシアに飛びかかった。ガルシアは寸前でよけた。コンクリートの壁に大きな穴が開いた。
「早く行かないと手遅れになるわ。」
その頃。
弓月は美那子の家に忍び込んでいた。
そっと2階の部屋を覗いた。中には、美那子の兄・敬助が寝ていた。
弓月はベッドに歩み寄り、太刀で敬助を刺した。
次に一の部屋へ向かった。一は不在だった。
今度は美那子の両親の部屋へと向かった。
(2人とも殺してやる)
弓月が2人に太刀を振りかざした時、異変に気づいた歳三が拳銃を持って部屋に入っ てきた。
「そこを動くな!」
「あんた、刑事だったのか。知らなかったぜ。」
「親父達をどうするつもりだ!」
「殺すのさ。」
歳三は怒りに震えた。そんなことはさせない。
歳三は弓月に殴りかかった。
ドスッ
弓月の太刀が歳三の腹に突き刺さった。
「こ・・の・・」
「あんたの妹によろしくな!」
笑いながら弓月は去っていった。
美那子は家に走った。
『弓月はあんたの家族を皆殺しにするつもり・・彼は本気よ。』
(弓月・・弓月・・)
美那子が自分の家で見たものは。
血だらけの2人の兄と、荒らされた部屋だった。
美那子はその場に立ちすくんだ。
警官が部屋に入ってきた。
「そこを動くな!」
「何もしていないわ!」



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