|
Part20.―第5の戦い―YOU 美那子と晴明が教室に駆けつけると、そこは血の海だった。 その海の中で弓月は佇んでいた。 (もはや、手遅れか・・) 美那子は弓月に駆け寄った。 「弓月!」 「触んな!」 弓月は美那子を振り払った。 美那子は愕然とした。 あたしが知っている弓月じゃない・・こんなの・・嘘だよ・・。 「随分と変わったな。心を乗っ取られたくらいで。」 「うるさい!」 「その態度、いつまで続くかな?」 晴明は弓月の首を数珠で絞めた。 「あっ・・ぐっ・・」 「ふん。」 「く・・そ・・」 弓月は、晴明の首を持っていた脇差しで刺した。 「くっ」 晴明は、すばやく包帯を巻いた。 「ふん、そんなんで俺が倒せると思っているのか?甘いな」 「美那子!バッグに入ってる塩を弓月にかけろ!それで弓月は正気に戻る!」 美那子は晴明のバッグから塩を取り出そうとした。 だが弓月が美那子の首を絞めた。 「言っとくけどな」 「弓・・月・・」 「お前ウザイんだよ。」 「!」 美那子は塩を取りだした。塩を弓月にかけた。 しかし。 何も変わっていなかった。 「この野郎!」 弓月は美那子を殴り始めた。 「塩なんかかけやがって!このアマ!」 (やはり駄目だったか。) 晴明は落胆した。 その後、晴明達はむなしく家路についた。 「美那子!大変よ!」 「お母さん?」 「総司が・・総司が・・襲われたの!」 |