Desire

作:千菊丸さん



Part19.―第4の戦い―LOVE〜Distny〜

「ふふふ・・これであの忌まわしい娘を消し去ることができる。」
花月は新月の夜、1人地下室でほくそ笑む。
彼の前には今にも目覚めそうな鬼。
花月は呪文を唱えた。
むくっと鬼が起きあがった。
「う〜」
「よく聞け。お前はこの女や身内を殺すのだ。」
花月は渡辺家の写真を鬼に見せた。
鬼は理解してるらしかった。
「コイツラ・・殺ス。」
「そうじゃ。」
鬼は地下室の窓から飛び出していった。
「ガルシア。」
花月の後ろには女がいた。
「もうすぐ始まるのね・・惨劇が。」
「殺戮好きじゃのう、お前は。」
ガルシアはくすりと笑った。
そんな2人を、ジャクリーヌは見ていた。
「ガルシア・・」
その頃、総司は仕事が終わり、帰り支度をしていた。
その時。
グルルル・・
誰もいない小学校の職員室で、獣がうめいた。
そして次の瞬間、
総司は何者かに切り裂かれた。
「コイツ・・殺シタ、花月、ヨロコブ。」
鬼は去っていった。
弓月は狼と遊んでいた。
すると突然、弓月はその場に倒れ込んだ。
その日から、弓月は性格が変わった。
美那子に冷たい態度を取るようになり、罵声を浴びせた。
美那子は晴明に泣きついた。
「これは私の予測だが」
晴明は、紅茶をすすった。
「花月が弓月の中にある人間の心を、奪ったのではないか。」
「どうしてそんなことを・・」
「恐らく花月は、お前と恋仲の弓月を、疎ましく思ったのだろう。そして、弓月から心を奪った。」
その時、保健室の戸が勢いよく開けられた。
「先生!大変です、弓月が!」



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