紅い華

第9章:新生活


作:千菊丸さん
 松浦一家の元を離れた千寿丸は、諸兄の元で新しい生活を始めた。
 諸兄の自宅は六本木ヒルズの高級マンション。
 これまで下町の商店街に育ってきた千寿丸にとって、高級マンションでの生活は新鮮なものであった。
 学区が違うので、千寿丸は転校することになった。
 有名な私立のミッション系中学校だ。
 今日は千寿丸の初登校日だ。
 諸兄は千寿丸のために早起きをして、弁当を作ってくれた。
 諸兄のフェラーリは、中学校の校門の前で止まった。
「頑張ってこい。」
「はいっ!!」
 千寿丸は担任の教師に教室の前で待つように言われた。

 どんなクラスだろう。

 千寿丸は期待を胸に膨らませながら教室に入った。
「藤原千寿丸です、よろしくお願いします!!」
 挨拶を終えた千寿丸が頭を上げると、1人の少年と視線がぶつかった。
 千寿丸は何食わぬ顔で席についた。
 少年は千寿丸に鋭い視線をいつまでも送っていた。
 放課後、千寿丸は校門で諸兄の迎えを待っていた。
 そこへ、あの少年がやって来た。
「捨て子」
 すれ違いざまに、吐き捨てるように言った。
 少年と千寿丸との長い長い戦いが、始まった。








千寿丸、諸兄さんと暮らすことに。
転校先の中学校で波乱の予感・・。
いじめられても、千寿丸はやり返すので、いじめはひどくならないだろうけど。

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