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松浦一家の元を離れた千寿丸は、諸兄の元で新しい生活を始めた。 諸兄の自宅は六本木ヒルズの高級マンション。 これまで下町の商店街に育ってきた千寿丸にとって、高級マンションでの生活は新鮮なものであった。 学区が違うので、千寿丸は転校することになった。 有名な私立のミッション系中学校だ。 今日は千寿丸の初登校日だ。 諸兄は千寿丸のために早起きをして、弁当を作ってくれた。 諸兄のフェラーリは、中学校の校門の前で止まった。 「頑張ってこい。」 「はいっ!!」 千寿丸は担任の教師に教室の前で待つように言われた。 どんなクラスだろう。 千寿丸は期待を胸に膨らませながら教室に入った。 「藤原千寿丸です、よろしくお願いします!!」 挨拶を終えた千寿丸が頭を上げると、1人の少年と視線がぶつかった。 千寿丸は何食わぬ顔で席についた。 少年は千寿丸に鋭い視線をいつまでも送っていた。 放課後、千寿丸は校門で諸兄の迎えを待っていた。 そこへ、あの少年がやって来た。 「捨て子」 すれ違いざまに、吐き捨てるように言った。 少年と千寿丸との長い長い戦いが、始まった。 千寿丸、諸兄さんと暮らすことに。 転校先の中学校で波乱の予感・・。 いじめられても、千寿丸はやり返すので、いじめはひどくならないだろうけど。 |