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地下室の銃声を聞きつけて、業平が地下室の扉を蹴り破ってきた。 そこには、脳味噌が飛び散り、床に倒れて絶命している母がいた。 「母・・上・・」 諸兄と目が合った。 「お前が、母上を殺したんだな、母上を・・」 激しい怒りで業平は床に転がっている拳銃を、諸兄に向けた。 「殺してやる!お前なんか!」 「業平、これは事故だ、わかってくれ!」 「わかってたまるか!お前は母上を殺したんだ!」 「業平様、違います。諸兄様は千寿を助けようとして・・」 そう言うと千寿丸は諸兄の前に立ちはだかった。 「諸兄様を撃つのなら、私を撃ってください!お兄様に殺されるのなら本望です!」 業平の目が見開いた。 はじめて千寿が俺を「お兄様」と呼んでくれた・・・。 「諸兄、事故だったんだな・・わかった、お前は千寿を連れて早く逃げろ。」 「業平、お前・・」 「警察が来る、だから早く!」 「ありがとう、業平・・」 「千寿。」 「はい?」 「俺を・・兄と呼んでくれて、ありがとう・・いままで、すまなかったな・・」 諸兄は千寿丸を連れて地下室を後にした。 業平は母の遺骸の横で、喜びの涙を流した。 業平が、千寿丸にはじめて兄と呼ばれ、涙を流す。脳味噌が飛び散った母の遺骸の横で・・なんかグロテスクな場面でうれし泣きってありえませんね(汗)。 業平は千寿丸に対する仕打ちを心から詫びたんですね・・。 |