紅い華

第47章:事件


作:千菊丸さん
 諸兄は、千寿丸の帰りが遅いことに気づき、千寿丸の携帯にかけたが、つながらない。
 千寿丸が千鶴子に拉致されたのだと思い、諸兄は在原邸へと車を走らせた。
(千寿、無事でいろよ!俺が助けてやるからな!)
 一方、千寿丸は、千鶴子の激しい暴行によって、息絶え絶えだった。
「お前があの人を奪ったんだ。」
 千鶴子がブツブツと言いながら、千寿丸を消火器で殴った。
「あたしはドン底の貧乏人から、誰もがうらやむセレブとなった・・・広い家、たくさんの使用人、名画に囲まれた暮らし・・何もかもが恵まれてて、充実してた。ただあの人の愛があの女のところにいってしまった以外にね・・あの人はあたしの知らないところでお前を認知した。あの女の卑しい腹から生まれてきたお前をね!」  千鶴子はそう怒鳴りながら、傍にあった物を千寿丸に投げつけ、トロフィーで千寿丸が失神するほど殴りつけた。
「あたしはお前を見るとあの女を思いだして腸が煮えくりかえるのさ・・お前さえいなくなれば・・」
 そう言うと、千鶴子は拳銃を取り出し、千寿丸に向けた。
「とっとと消えちまいな。」
 その時、諸兄が地下室に飛び込んできた。
「千寿!」
 諸兄は千鶴子ともみ合いとなった。
「こいつが死ねば、あたしはあの女から解放される!」
 銃声が地下室に響いた。
 千鶴子の頭から血が噴き出していた。
「この・・・クソガキが・・」
 そう言うと千鶴子がどうと床に倒れた。
 諸兄が拳銃を床に落とした。








千鶴子が千寿丸に銃を向けるが、助けに来た諸兄ともみ合いとなり、諸兄が千鶴子を撃ってしまう・・・ドロドロ度が増してきています。

今日、今フジテレビ系列でやっている昼ドラ「冬の輪舞」の原作、「あの道この道」を買いました。
本屋で立ち読みしたら、ドロドロの愛憎劇とは程遠いです。まぁ少女小説ですからね。
作者の吉屋信子さんの本が、うちの大学の図書館にありました。機会があったら、読んでみたいと思います。
また、「ダヴィンチ・コード」も読んでみたいと思います。試験が終わったら・・。


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