|
食事会は華やかに行われた。 拓尊は諸兄のことを気に入った。 ワインを飲みながら、拓尊は新たなたくらみを巡らせた。 「ちょっと、トイレに行ってくる。」 そう言うと妙宝丸は地下室へと向かった。 千寿丸は隅で蹲っていた。 「諸兄様は今、僕とお祖父様と食事してるよ。だから・・」 妙宝丸は金属バットでメッタ打ちにした。 「邪魔すんなよ、邪魔しやがったら承知しないよ!!」 千寿丸は全身の激痛に呻きながらすすり泣いた。 ダイニングテーブルに戻った妙宝丸は、諸兄に笑顔を浮かべた。 「では、また。」 リビングから諸兄の足音が聞こえる。 「諸兄様ぁ!!」 諸兄の足音を聞いた千寿丸は思わず叫んだ。 「千寿、千寿か?」 諸兄は靴を履いていたが、千寿丸の声を聞いて靴を脱いで、声がした地下室への階段の方へと走っていった。 「千寿、千寿どこにいるんだ?」 「地下室です!諸兄さま!」 諸兄が地下室の階段を降りようとしたとき、拓尊が諸兄の腕を引っ張った。 「諸兄殿、今日はもう遅いです。お帰りください。」 諸兄を有無を言わさず追いやると、拓尊は木刀を手に地下室に入った。 「このクソガキャァッ!」 拓尊は木刀で千寿丸を打ち据えた。 千寿丸は両足の骨を折られ、悲鳴を上げた。 「黙れ!」 拓尊は木刀で千寿丸の後頭部を打った。 ドカッという鈍い音がして、千寿丸は床に伸びた。 千寿丸は辛うじて生きていた。 それから千寿丸は拓尊達に毎日、殴られた。 千寿丸は暗い地下室に閉じこめられ、生きる気力を次第になくしていった。 今回はバイオレンス一色です。木刀で打ち据える祖父と、金属バットで殴る孫・・修羅が住んでるのか、この家は(^^;)。 次回、千寿丸に救いの手が差し伸べられます。 蛇足ですが、前に話していた某韓国映画のラストは、ゴルフパット振り回してたオバチャンは自殺しました・・なんて暗いんだろう |