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待ち合わせの場所に千寿丸の代わりに現れたのは、妙宝丸だった。 「千寿丸はバイトが急に入ってこれなくなったんです。」 「そうか。」 妙宝丸が諸兄と拓尊の車の中で楽しく雑談している頃、千寿丸は地下室で痛みに呻いていた。 階段から落ちた衝撃で、右足と左腕の骨が折れていた。 妙宝丸は千寿丸を金属バットで殴ったあと、千寿丸をロープで縛り、地下室に監禁したのだ。 「お前なんか、いなくなればいい!諸兄様は僕のものだ!」 千寿丸を金属バットでメッタ打ちにしながら叫んだ妙宝丸の目は、血走っていた。 全身が痛かった。 白い肌に、紫色の内出血ができていた。 千寿丸はロザリオを握りしめた。 にわかに、上が騒がしくなった。 どうやら、諸兄が来たようだ。 「諸兄君、ようこそ、我が家へ。妙宝丸の両親は今海外に行っていてあいにく留守でね。 この年寄りの話をよく聞きに来てくださった。」 「いえいえ、是非あなたの話を聞きたい。」 (諸兄様・・) 妙宝丸が怖い。 某韓国映画でゴルフクラブを地下室で振り回すオバサンが印象に残ったので・・しかしあれはホントに怖かったのです。 |