紅い華

第24章:監禁


作:千菊丸さん
 妙宝丸は、拓尊の計らいによって諸兄と食事することになった。
 食事会の前、妙宝丸はうれしそうに言った。
「諸兄様と食事するんだ。素敵な夜を過ごせそうだよ。」
 千寿丸の目が大きく見開いた。
(諸兄様が・・妙宝丸と・・)
 妙宝丸が去った後、千寿丸の携帯が鳴った。
 拓尊に取り上げられぬよう、こっそりと隠していたのだ。
『千寿か?』
「諸兄様っ!」
 久しぶりに聞く恋人の声に、千寿丸は胸が高鳴った。
『今、会えるか?』
「はい。」
『じゃあ、東京タワーに6時で。』
 時計を見ると、もう4時をすぎている。
 千寿丸は急いで支度をすると、階段を駆け下りていった。
「どこにいくんだ?」
 妙宝丸が静かな声で言った。
「バイトに行くんだ。」
「そう・・」
 妙宝丸はリビングから金属バットを持っていき、千寿丸の後頭部を殴った。
 千寿丸は地下室への階段を転げ落ち、そのまま動かなくなった。
「諸兄様は僕のものだ。お前なんかに・・お前なんかに・・」
 そのころ、諸兄は待ち合わせの場所で千寿丸を待っていた。
 だが約束の時間になっても千寿丸は現れない。
(千寿、一体どうした?)








妙宝丸の本性が少し見えた。
暴走型の恋だな、彼のは。
自分が欲しいものは必ず手に入れる。
邪魔者は消す・・怖い。
この章のタイトル自体が怖いです。

もう11月も終わりますね。
あっというまに今年も終わりか・・1年経つのって早いって思う。
20歳すぎたら誕生日がうれしくなくなるのだろうか・・・。

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