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諸兄は千寿丸の行方を拓尊本人に尋ねることにした。 拓尊は千寿丸と一緒に住んでいることなどおくびにもださなかった。 「あ、あの、お、お茶をどうぞ。」 妙宝丸は諸兄に震える手で茶を差し出した。 「儂の孫の妙宝丸だ。」 妙宝丸は諸兄に一目惚れした。 「お祖父様、僕諸兄さんとつき合いたい。」 「惚れたのか、じいちゃんが何とかしてやろう。」 諸兄は車に乗り込む前に、拓尊邸を見た。 この家のどこかに、千寿丸の姿を探して。 やがて諸兄は車に乗り込んだ。 千寿丸は、走り去るフェラーリを、寂しげに見ていた。 妙宝丸が諸兄に一目惚れ。 次回、千寿丸は妙宝丸に・・。 |