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成田国際空港に着くと、諸兄と千寿丸はすぐに大韓航空に搭乗手続きを済ませ、フライトの時刻を待った。 「腹が空いたな。飯を食うか。」 諸兄と千寿丸は、空港内のレストラン「ロイヤル」で、ボリューム満点のオムライスを食べた。 「口にケチャップがついてるぞ。」 諸兄は笑いながらナプキンで千寿丸の口についているケチャップを拭いた。 ほのぼのとした食事風景。 2人が食事をするのは、これで最後となった。 食事を終え、2人は出国カウンターへと向かおうとした。 そこへ、部下を従えた拓尊がいた。 拓尊は杖で諸兄を叩いた。 「儂の目を盗んでコソコソと・・千寿は儂のものじゃ、お前はもういらん!!」 拓尊の部下が千寿丸を羽交い締めにし、押さえ込んだ。 「離せ、離せよ!!」 「千寿、これを!!」 諸兄は千寿丸に、宝石で出来たロザリオを投げた。 千寿丸はしっかりとロザリオを首にかけた。 そのロザリオは千寿丸へのプレゼントとして買った物だった。 諸兄は千寿丸を拓尊の部下から引き剥がそうとした。 だが強靱な彼らの肉体はビクともしない。 「儂から逃れることなどできん。千寿は連れてゆくぞ。」 千寿丸は、最愛の諸兄と引き離されていった。 「千寿、千寿ー!!」 諸兄は拓尊の部下に連れ去られていく千寿丸を追った。 「諸兄様ぁ〜!!」 「必ずお前を助けてみせるから!お前を必ず・・」 「うるせぇぞ、黙れ!!」 拓尊の部下が諸兄を殴った。 諸兄はカート置き場に激突した。 「諸兄様ぁ〜!」 諸兄に駆け寄ろうとする千寿丸を、拓尊が強い力で押さえ込んだ。 「お前はもう儂のものだ。これから儂の遊郭で働いてもらう。」 「嫌、嫌ぁ〜!!」 千寿丸は拓尊に引っ張られ、成田国際空港を後にした。 千寿丸の顔は涙で濡れていた。 なんだかバットエンドで終わってしまった。 昼ドラのドロドロな展開で書こうと思っているんだけど、なかなか難しい・・。 遊郭で千寿丸はどうなるのかはいろいろ書いていこうと思います。 |